体温 ページ19
*hamada*
中間先生から話は聞いていた。
桐山先生が熱を出していること。
どうしても休めないから、点滴をして働かせることにしたこと。
検査が終わったら連れてきて欲しいってことも。
微熱まで下がったらしいんやけど、それでも本調子ではないであろう桐山先生。
せやけど、検査はスムーズに進んで無事に終わった。
�霤帖峩融垣萓犬叩�」
桐山「…。お疲れ様です、ありがとうございました」
�霤帖屬◆△┐辰函◆◆�
桐山「…淳太くんやろ？別に逃げたりしやんて」
患者さんの男の子の容態が安定しているのを確認して、部屋を出ようとする桐山先生に声を掛けると、静かに笑って答えてくれた。
せやけど、マスクを外した姿を見て驚く。額にびっしょり汗かいとるし、むっちゃ顔色悪いやん。
確かに、カテーテル室は普通の病棟より室温は高くしとるし、ガウンも長時間着とれば暑いけど、それにしても汗かき過ぎやろ。
熱が何度あったんかは知らんけど、その体調でよう乗り切ったわ。
中間先生の待っとるはずの、心臓血管外科医局から一番近い仮眠室まで、桐山先生のペースに合わせてゆっくりと向かう。
時折ふらつくから、背中を支えれば高い体温が伝わってきた。
中間「あ、丁度良かった。お疲れさん」
�霤帖屬△ �中間先生。お疲れ様です」
中間「あーあー、えらい無理しよって。ふらっふらやん」
桐山「へへっ。でも、ちゃんと、、終わったで。ありがとーな、淳太くん」
仮眠室の手前で後ろから中間先生に声をかけられた。
手には経口補水液のペットボトルと解熱剤。あれ、点滴しやんの？
とりあえず仮眠室に入ると、そのまま桐山先生はなだれ込むようにベッドに横になった。
ペットボトルのキャップを緩めて中間先生が経口補水液を差し出す。
中間「ほら、脱水なるから飲んで。口から水分取れへんかったら入院やからな？」
桐山「…入院は、アカン」
�霤帖崚静�はしないんですか？」
中間「左手はさっき1回針刺しとるからな。あんまり何回もやりた無いんよ。それに、利き手はなるべく避けたいやん？」
そう言って今度は市販の解熱剤を差し出す。
さすが中間先生、一手先まで考えてんねやな。
桐山先生は、よっぽど入院が嫌なのか頑張って水分取ってて、ペットボトルがだいぶ減っとる。
自力でこれだけ水分取れてれば大丈夫やろ。
中間「とりあえず今日は、ちゃんと飯食って寝ること。そしたら明日には熱下がるから、な？」
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エミーリア(プロフ) - ふぇるさん» コメントありがとうございます！医療系のお話良いですよね〜！！リアルを追求するが故に更新が遅くなりがちですが、これからも読んで下さると嬉しいです！よろしくお願いします♪ (2023年2月8日 22時) (
レス) id: f671841eb7 (このIDを非表示/違反報告)
エミーリア(プロフ) - きのこの里さん» お返事遅くなってごめんなさい！コメントありがとうございます！今までのお話の中の伏線を思い出しながら、楽しんで頂けたらと思います！！これからもよろしくお願いします♪ (2023年2月8日 22時) (レス) id: f671841eb7 (このIDを非表示/違反報告)
ふぇる(プロフ) - 医療系のお話が好きで、一気読みさせてもらいました。とてもリアルな描写に一目惚れしました。これからも更新、頑張ってください！（語彙力の無さは気にしないでください。） (2023年1月29日 16時) (レス) id: 6e2686eef6 (このIDを非表示/違反報告)
きのこの里(プロフ) - 待ってました！更新楽しみにしてます！ (2023年1月19日 3時) (レス) @page1 id: c631ff88c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エミーリア | 作成日時：2023年1月19日 2時
