隠しごと。 (ページ32)

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【ジェシー】

なんとなく屋上に足を運ぶと、凄い綺麗な歌声が聞こえてきた。

その正体は京本くんで、歌が本当に上手だった。

ジェシー「歌、上手じゃん。」

京本「えっ....あっ....その....。いつから居たの？」

ジェシー「んー....サビのところくらい。」

京本「サビ....？」

ジェシー「あぁ。曲の一番盛り上がるところ。だから、真ん中みたいなところかな。」

京本「そこをサビって言うんだ....。」

ジェシー「うん。だけど、京本くん、本当に上手だね。」

京本「ジェシーくんの方が全然上手だよ。」

ジェシー「あれ？俺のことは君づけで呼んでたっけ？べつにジェシーでいいからね。」

京本「うん。ありがとう。」

ジェシー「それ、なんて曲？」

京本「曖昧だけど....beautiful Days かな。」

ジェシー「今度、俺にもその曲教えてね。」

それにしても、京本くん、本当に上手だったなー....。