隠しごと。 (ページ17)

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【樹】

部屋に戻ると、北斗は何も話せない状態だった。

樹「北斗、大丈夫？もう布団入る？」

北斗は即答だった。

北斗「飲み物、少し飲んだらそうする。」

樹「わかった。じゃあ、お茶あげるからちょっと待ってて。」

俺は冷蔵庫から小さい麦茶のペットボトルを取り出して、北斗に渡した。

北斗「ありがとう。明日....無理かも。」

樹「わかった。おやすみ。」

北斗「おやすみ。」

樹「うん。」

北斗はベットに寝転がってカーテンをしめた。

いつもなら、心配そうにその閉まったカーテンを見つめている俺らだけど、今日から京本くんが居るからそんなことはできない。

京本「北斗くん....どうかしたの？」

ジェシー「何でもないよ、大丈夫。北斗は眠くなるのが早いから。」

樹「北斗も寝たことだし、静かに話そうよ。」

高地「そうだね。」

俺らは北斗のことも考えて、静かに過ごすことにした。