オタクカノジョ (ページ8)

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今日ゆうたに送迎してもらったから

私が車の場所がわかるから案内するという感じ

駐車場に到着して車がないことを確認する

「え、あんなに赤いのにないことってある？」

とぼける振りをして声を出す

チラッと横を見ると、

すごい顔でぼんくんに睨まれていた

ぼ「…ｯﾁ、ここじゃねーの？」

え、なんでこの人こんなにキレてるの？

「やっ、…ぼんくん、ドッキリじゃんこれっ、ねっ？」

見たことない姿に慌てて上手く喋れない

ぼ「はぁー、マジかよ。ちょっとゆうたに電話しろよ」

「う、う…ん、分かった」

そうゆう路線に変更したの？そうなの？ねぇ、こわい。

「ゆっ、ゆうた？ゆうた、ねぇ」

ゆ『どしたー？なんかあったの？』

ゆうたの優しい声のトーンに泣きそうになる

「そのっ、…えと、車がなくて」

ドッキリで無くなったことを伝えた方がいいのか

それとも、これはぼんくんの作戦なのか

ゆ『…ん？車？俺の？』

「…う、うん…、あのさ、事務所から歩いて3分くらいの駐車場にしたでしょ？」

ゆ『うん、だいたいそこだけど、なんでないの？』

「えと…、んー…、わかんない…」

ぼんくんを見ると『まだ？』と言わんばかりの顔をして
タバコを吸い出した

この人ガチだ…、なんでこのタイミングのタバコ…？？？

どうしよう、展開わかんなすぎて

泣いちゃいそう

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