カイロ ページ32
とある放課後
寒い寒い寒い
と独り言を言いながら学園の廊下を一人で歩いていた
『なんで雪なんて降ってるのぉぉ』
と言いながら突然降ってきた大粒の雪を睨む
突然冷えてきたので防寒着なんてものはなく手袋、マフラーも持ってるわけないし
なんでもある購買に買いに行ったらちょうど売り切れてしまったらしい。運がなさすぎる自分を恨んだ
こうゆう時に限って湯たんぽのグリムは先生に捕まりエースとデュースはお茶会の手伝いに行ってしまい手袋とかを貸してくれる友人が居なくなった
早足になりながら早く寮に帰ろうとしてた時ある先生に話しかけられた
「おい、そこの子犬」
話しかけてきたのはあったかそうな毛皮を着たクルーウェル先生だった
『どうしたんですか先生？』
「授業の後、時これ忘れていっただろ」
先生の手に握られていたのは私の教科書だった
『あ！探してたんですよこれ！ありがとうございまｸｼｭﾝ』
先生にお礼を言おうとしたらくしゃみが出てしまった
「大丈夫か子犬」
『だ、大丈夫です…少し寒くて…』
と体を震わせると先生は私の手を取り何かを乗せてきた
「それをやろう、いつも頑張っているご褒美だ」
手のひらを見ると先生の毛皮のような模様が描いてあるカイロだった
「さっき出したばっかりだからまだ持つはずだ」
『ぁ、ありがとうございます！先生！！』
と言うと先生は私の頭を犬を撫でるかのように撫でてくれた
「さっき言っただろう、いつものご褒美だ。それにお前のことは気に入っているからな」
先生の顔は今まで見たことのない満面の笑顔だった。思わず見惚れていると目を手で隠された
「それ以上見つめてたら躾し直すぞ子犬」
耳元で低く色っぽい声がした瞬間腰が抜けてしまった
「それでいいんだgood girl」
といつもの決め台詞を言いながら先生はどこかに行った
ふと自分の顔を触ってみると手のひらの中にあるカイロに負けずに熱かった
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五右衛門 - 名無しさん» 今初めて気づきました！丁寧に教えてくださりありがとうございます！ (2020年4月24日 22時) (
レス) id: 92f5e61576 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 三十三話の学園長学園いきなり変な声でのところ誤字ってますよ。正しくは学園長がいきなり変な声でが正しいですよ! (2020年4月24日 19時) (レス) id: 7e13e83a6c (このIDを非表示/違反報告)
五右衛門 - 闍弥嵩 李さん» ほんとですか！よかったです！！そこの部分は特に力を入れて書いたところですw (2020年4月10日 21時) (レス) id: 92f5e61576 (このIDを非表示/違反報告)
五右衛門 - 闍弥嵩 李さん» ほんとですか！よかったです！！そこの部分は特に力を入れて書いたところですw (2020年4月10日 21時) (レス) id: 92f5e61576 (このIDを非表示/違反報告)
闍弥嵩 李(プロフ) - はじめまして、とても面白いです！ スカートトークの時のデュースくん、可愛いですねw (2020年4月7日 14時) (レス) id: ee787e14c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：五右衛門 | 作成日時：2020年3月20日 12時
