【募集企画】最期に我は霧と消ゆ-Second

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＜構成、入隊後＞
　武士団の隊員は全て入隊希望者で構成されており、どこかの部署から引き抜かれてくることは人員不足の場合を除いてほとんどない。
　入隊希望者はまず人体改造を受け、超人的な肉体を手に入れる。この時点で改造に適応出来なかった者は元の部署へ返されたり、他の職業を目指すことになったり、二度とそこから帰ってくることがなかったりする。
　無事適応出来た者は翌日訓練場にて、先輩隊員から戦闘に関する指導を受ける。１年間に及ぶ訓練の後、晴れて新人隊員として本隊への入隊を許可される。１年生の時点では入隊から５年目の先輩と共に行動する。
　大半は太刀を扱うため大きな訓練場にて一斉訓練を行うが、槍、薙刀、長巻、和弓を扱う隊員達はそれぞれの武器を扱っている先輩隊員から１対１で直々に指導を受ける。
また、この４つの武器を扱う者のみが、ルンペンを引き剥がす方法を知っているらしい。故に、太刀を扱う隊長もこの方法は知らない。
　また、訓練場にはごく稀に隊長が現れるとか何とか。運良く居合わせた新人は、その場で隊長と教官隊員の手合わせが見れるそうだ。


＜改造の影響＞
　人間の脳には常にリミッターが掛かっており、普段の力はフルパワーの２割程でしかないと言われている。特応隊ではそのリミッターを緩め、骨の強度を高め、痛覚を鈍らせるという改造が行われる。
　この改造は人体に大きな負荷がかかるため、改造後に人格が変わってしまったり、帰らぬ人となってしまったりする。
　逆に上手く適応出来れば常人以上の力を手に入れることが出来るため、討伐課の人間や自警団よりも素早い事件の解決に繋がる。
　「死亡する可能性がある」という影響については公表されていない。完全志願制を取っているので「改造がある」「人格が変わる可能性がある」という情報は志願者のみ公表されている。
　大抵の人間は改造を受けた後、人格が変わり無表情・無口・無感情となる。時間を経ると徐々に元の人格に戻っていくが、適応度が高い程、つまり強力になった人間ほど改造の影響を強く受け、人格が戻りにくくなる。
　適応度が低ければ肉体が死に、逆に高ければ心が死ぬ。

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