【歌い手】ちぐはぐな[リズム]は歌い手様に好かれました。パート3!

117.記憶 ページ37

蜂蜜side

そのまま文化祭は終わった。

そして、気まずいままシェアハウスに戻る事となった。

テンションが高かった坂田さんとかまふくんも

シェアハウスの中の空気が重いからかすぐに部屋に戻っていった。


···シェアハウスが、重い空気に包まれている。

『···由乃、大丈夫なのかな···』


粉雪side


···透、君。

ずっと前にこの近くに住んでた、お兄ちゃんみたいな人。

でも─────。




変わっちゃったんだ。年齢も、関係も、立場も何もかも。



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小4の夏。

家族旅行で、海に行った。

そこには小1の時に引っ越しちゃった、透君もすんでいる所で。

会えたらいいな、なんて浮かれた事を考えてた。



１人で近くの小道を歩いていたんだ。

なんかたそがれたかったから←

すると、いつかの日に見た、あの後ろ姿が見えたんだ。

粉「え···？とっ、透君！？」

思わず叫んでいて、周りを歩いていた人が私の方を振り返る。

でも、肝心のその人は振り向いてくれなくて。

気づいてほしくて、透君の所まで走った。

粉「透君っ···」

そこまで近づくと、もう気がついた様で。

透「え、嘘、由乃···？」

一目見ただけで分かってくれた。

それだけで、とても嬉しくなったんだ。

優しく笑う透君は、何も変わってなかった。




·





·






·





·





そう、思ってたのは、私だけだったんだ







次の瞬間、私の視界は真っ暗になった



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最近全然更新してなくてすみません

スランプでなかなか進まないのですよ

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