ずっと好きPart２

No.52 ページ2

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シーズンも終わったある日






「なぁ。おれ、トレードされた」





慎吾からの電話に出ると、真っ先に伝えられた衝撃の事実




『そっか。どこ行くの？』




「巨人」



『巨人！？』



「俺もびっくりだわ」






『え、嘘やろ？』



「ここで嘘ついてどうすんねん笑」







「明日、挨拶行くから」




そう言われて電話を切られた







その日は、驚きのあまり眠れなかった









ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ





翌日





慎吾の挨拶が終わってからご飯に行った






オシャレなレストラン






「いやぁビビったわ笑」




『こっちのセリフだわ』




このあともたわいもない話をした








「なぁ。A。おれ、今回のトレードで決めた。」




急にまじめな顔で話す慎吾





『なに？』



「結婚してください。一生俺の隣で俺のこと支えて。」






両目から、熱いものが溢れてくる





「泣かんといてな笑」





『よろしくお願いします・・・』





そう言うと、ポケットから指輪をだして、




私の左手の薬指にはめた






「これから、よろしくな？」









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