Prolog ページ1
*
棘side
A「ま、待って、?」
「……しゃけ、」
普段は白くてマシュマロみたいな頬を赤く染めて、
涙目で俺を見つめる彼女。
照れた顔で上目遣いなんて……ずるい。
それで待ってなんていうもんだから、更に確信犯だ。
彼女…Aと付き合って約2ヶ月。
俺たちはまだ、手を繋ぐことしかしていない。
最初の方は、確かに俺の方がまだ心の準備が出来ていなかったからということも原因の1つだと思う。
呪言師の証。
Aがそれを不審に思っていないことは分かっている。
分かっているけど、
いざ手を繋ぐ以上の事をすると考えると、
もしかすると何かがきっかけで嫌われてしまうんじゃないかと考えてしまう。
怖い、そう言われることを恐れて、
付き合ってからもAとの距離は変わらずだった。
だけど、俺も男。
彼女の照れた顔や、お風呂上がりのシャンプーのいい匂いを纏って抱きつかれると…
理性を保つのに必死だった。
もっとAに触れたい。
そう考えているうちに、まだ半乾きの髪の彼女をそのままベッドに押し倒していた。
A「棘く、ん……まって、」
そんな可愛い顔して言うなんて、反則じゃん。
___待って、なんて煽んないで__start

3211人がお気に入り

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
凪々瀬(プロフ) - ひなさん» 私なんてそんじょそこらのほんとに趣味で書いてるだけなので…すごく尊敬してます!お互い頑張りましょう! (2月14日 14時) (レス) id: a9a880df8f (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - 凪々瀬さん» コメントありがとうございます!呪術廻戦の作者様にコメントいただけて光栄です(><)更新全力で頑張りますっ!更新頑張ってください!!(え (2月14日 10時) (レス) id: 88c1187db4 (このIDを非表示/違反報告)
凪々瀬(プロフ) - 更新頑張ってください!楽しみにしてます…!怒りに燃える棘くんカッコいい…(( (2月13日 21時) (レス) id: a9a880df8f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ひな | 作成日時:2021年2月7日 12時