7 おやすみ ページ9
キルアは私に気を許しているのか、なんでも喋ってくれる
キ｢〜でさ！もっとすげぇ部屋があって！｣
『へぇ…ねぇ、イルミってどんなやつなの？』
目の前で無邪気に話す少年に、すこし心が痛くなる
ごめん、キルア…私は一刻も早くここから抜け出したいんだ
キ｢兄貴？…兄貴は…
すっげぇ怖ぇよ。
…Aは兄貴に気に入られてるみてぇだし、下手なことしなけりゃ殺されないんじゃねーの？｣
なんかもう、殺すとか言う言葉も慣れてきた
ここにいたら自分の常識が崩れそう
『へぇ…じゃあイルミの弱点とかっーー…』
その時
イ｢知りたいの？俺の弱点｣
『わぁぁ！？い、イルミ！？』
い、いつの間に私の後ろに！？
キ｢あ、兄貴…｣
イ｢キル、少しお話が過ぎたね…出会ってすぐのやつに情報を漏らしすぎだよ｣
キ｢…っ｣
キルアが萎縮したのが分かった
キ｢でも…こいつは俺のーー｣
イ｢何？｣
キ｢な…何でも…ない｣
イ｢そ。じゃあ部屋に戻っていいよ｣
イルミはそう言うとキルアの頭を撫でて、キルアはまた悲しげな顔をして帰っていった
イ｢俺の弟と、随分仲良くなったみたいだね｣
『…キルアは、イルミより人間味があって、優しい子だよ』
イ｢ふーん
ま、いいや。…これ、ご飯ね｣
そう言うとイルミはテーブルの上に豪華な食事を並べた
そういえば私、ここ1週間盗みにも失敗して、ろくなもの食べてなかった…っ！
『…っ』
イ｢別に毒はないよ。…なんなら俺が1口食べるよ｣
そう言い、イルミは1口ご飯を食べる
たしかに、倒れたりしないな…
なら、ここは食べれるうちに食べておこう
『い、いただきます…ん』
う、うまっ！
イ｢食べ終わったら、そこに新しい服置いとくから着替えて｣
『えっ…』
ふ、服まで用意してくれてたの！？
イ｢俺は仕事だからもう行くよ｣
そう言い、イルミは席を立つ
『ま、まって！』
イ｢？｣
『その…あ、ありがとう…//』
イ｢！｣
こんな、誘拐犯にお礼なんて私は馬鹿なのか？
でも口から出てきてしまったものはしょうがない
イ｢逃げたらだめだからね
じゃ、おやすみ…｣
イルミは私の頭を少し撫でて、出ていった
『…〜！//』
私、頭おかしくなったかな…
今一瞬、イルミがカッコイイって思ってしまった
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さき(プロフ) - 赤井司(�洩襦��瑛�)さん» ありがとうございます！！！泣泣 休みの日にぼんぼん上げていきます！！！！お待ちをっっっ！！！！！！ (2017年12月11日 23時) (
レス) id: 982a3f128d (このIDを非表示/違反報告)
赤井司(�洩襦��瑛�) - 続き気になります！投稿頑張って下さいぃぃ！ (2017年12月11日 20時) (レス) id: 32189bcc43 (このIDを非表示/違反報告)
さき(プロフ) - まコットンさん» ありがとうございますうううう泣泣 中々更新出来ずすみません！泣泣 頑張ります！！！ (2017年11月23日 22時) (レス) id: 982a3f128d (このIDを非表示/違反報告)
まコットン - めっちゃおもしろかったです！続きとっても楽しみにしてます！更新頑張ってください! (2017年11月23日 21時) (レス) id: 35fe40a181 (このIDを非表示/違反報告)
さき(プロフ) - Teke Raさん» わぁぁあ泣 ありがとうございます！！！泣 遅れてしまい申し訳ないです泣 また書かせていただきます！！！！！ (2017年11月17日 18時) (レス) id: 982a3f128d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さき | 作成日時：2017年9月16日 23時
