魔法の町と、尋ね人（3-8） ページ32
俺たちが次に探す〈能力者〉は、うるさいクソガキことエセ五才のこいろちゃんだ。
こいろちゃんがこのパーティーにいると今の10倍は疲れると、今からもう既にしんどい。
あ、この小説を読んでいる不特定多数の方々に僕のことを知らない方もいると思うんで、自己紹介をさせていただきます〜。
あーめ降ってザーザー！少女時代はジージー！俺の名前はズズズズズ〜！ズズでーす！！！
おい、今ザザさん？って言ったやつ表出ろ。
「ていうか、そもそもなんでこいろちゃんは急におかしくなったん？俺もそうだけどさ」
「あーー、それ、たしかに知りてえわ」
ふと頭に浮かんだ疑問点、なぜこいろちゃんは急におかしくなったのかをみんなに向けて言ってみると、多分俺の時で苦労したであろうにどみが同調した。
「あれ、結局なんだったんだろーねぇ？あたしの〈治癒〉で治せたから、やっぱ洗脳とかなのかな？」
「洗脳……？そんな、そんなことはあり得ません！」
megaちゃんが口を尖らせながら、俺の時を思い出すように唸りだして、推論を飛ばす。
しかし、それを聞いたつきよさんが目を皿のように丸くして、首を横に振りながら激しく否定する。
ここに来て初めて見る取り乱した様子のつきよさんに若干びびった。
「なにがあり得ないんですか？」
とりっぴぃが純粋に問いかけると、つきよさんは少し落ち着き、口を開いた。
「『洗脳』などの人の意識を操ったりする魔法はかなり高位の魔法なので、生半可な〈呪術師〉では付与できません。それにそれらの魔法は術者と魔法にかけられる人がかなり至近距離にいなければ掛けられません。私はおかしくなったその瞬間に立ち会っていますが、それと思しき人物はいませんでしたし、たとえ伝説級の〈呪術師〉でも遠距離洗脳なんて不可能です。少なくともそんな離れ業、人間にはできませんよ」
身振り手振りを交えながら、遠距離洗脳の可能性を否定するつきよさん。
有力な〈魔術師〉の家系の娘さんの言うことだし、おそらくそれは事実なんだろう。
「〈呪術師〉と〈魔術師〉ってなにが違うの？」
「〈呪術師〉は主に回復呪文や呪いの付与などの補助系の魔法を、〈魔術師〉はモンスターなどに直接ダメージを与える攻撃系の魔法を使う、という違いがあります」
さっきからずっと黙ってたバケゆかが、遠慮がちにつきよさんに質問し、慌ててつきよさんは補足を付け足した。
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あんぴーなっつ(プロフ) - 空屋さん» コメントありがとうございます！この話のバケゆかさんなら快く守ってくれると思いますよ笑閲覧ありがとうございました！ (2019年3月17日 13時) (
レス) id: 236992ae33 (このIDを非表示/違反報告)
空屋(プロフ) - この作品ものすごく好きです！バケりんに守られてぇ…！ (2019年3月13日 4時) (レス) id: 8e09062377 (このIDを非表示/違反報告)
あんぴーなっつ(プロフ) - もるさん» コメントありがとうございます！お褒めにあずかり光栄です……！あんまりガンガン更新はできないのですが、完結目指して頑張ります！ (2019年1月30日 18時) (レス) id: 236992ae33 (このIDを非表示/違反報告)
もる(プロフ) - 作風とか設定がしっかりしてて大好きです！混ぜメンのキャラにどれも合っててどのメンバーも好きになっちゃいます 更新大変だとは思いますが、頑張ってください応援しています(^○^) (2019年1月28日 18時) (レス) id: 14f50223ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんぴーなっつ x他1人 | 作成日時：2018年9月16日 20時
