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魔法の町と、尋ね人(3-5) ページ29

町の中でも有名どころな宿屋『サターン』、町の人に聞けば十中八九知ってるとかどんだけだよ。
どーも愛の戦士だよー!
とりっぴぃと聞き込み調査中に、にどみんからテレパシーが来て、宿屋『サターン』ってところに向かってる途中だぜ!!

「えっと、ここの角を右で、次の通路を左?あれ?」

「おいおいしっかりしてくれよォとりっぴぃ……俺ァ地図読めねェぞ?」

「読めよ!!」

地図をぐしゃっと握りしめながら鋭いツッコミをするとりっぴぃ。
若干迷子になってるぽいけど、この異世界製地図を読めるのはとりっぴぃだけだ。
他のメンバーは道を案内してもらったり、野生の勘とかでなんとかたどり着くだろう。
数分間彷徨った後、無事に宿屋『サターン』にたどり着くことができた。
その扉の前には待ち構えていただろうとりなん先生とにどみん。

「来たか二人共。急ぎの話しだ、早く来い」

「二人が最後だよー^^」

はぁ、とため息をついて顎で『サターン』の扉を指すとりなん先生と、にこにこダブルピースのにどみん。
俺らが最後ってマジか……ぜってェーとりっぴぃが迷子になったせいだ!!
とりあえずは、〈能力者〉についての話を聞くために、俺たちは先生達の後ろについて、『サターン』へと足を踏み入れた。





「おっ、二神ー!!これで全員揃ったぁ!?」

カランカラン、というベルの音と『サターン』のロビーで出迎えたのは各々の姿勢で待機していた混ぜメンのメンバー。
見知っている顔以外に人はいない。
元気なmegaちゃんがぐるりと周囲を見渡す。

「そうみたいだね」

それに、ソファに腰掛けながら応じるバケゆか。

「で?話ってなんですかとりなん先生」

とりっぴぃがさりげなくバケゆかのとなりに座って、とりなん先生に尋ねる。
とりなん先生はうんと頷き、ロビーに併設されている受付カウンターを見やりながら、口を開く。

「今から話すーーお願いできますか、つきよさん」

カウンターから、そろそろと、控えめにショートカットの茶髪の女性が姿を見せた。
不安そうに眉を下げ、どこか俺たちの顔色を伺うようにあたりを見回していた彼女だが、ついにぐっと拳を胸の前で固めて、恐る恐ると話し始めた。

「……あの、そちらのお二人は、初めまして。私は、つきよといいます。この宿屋、『サターン』の娘です」

ペコリと頭を下げた女性ーーつきよさんは、続けて話す。



「皆さんに、お願いがあります。〈能力者〉である、私の姉を探して下さい」

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あんぴーなっつ(プロフ) - 空屋さん» コメントありがとうございます!この話のバケゆかさんなら快く守ってくれると思いますよ笑閲覧ありがとうございました! (2019年3月17日 13時) (レス) id: 236992ae33 (このIDを非表示/違反報告)
空屋(プロフ) - この作品ものすごく好きです!バケりんに守られてぇ…! (2019年3月13日 4時) (レス) id: 8e09062377 (このIDを非表示/違反報告)
あんぴーなっつ(プロフ) - もるさん» コメントありがとうございます!お褒めにあずかり光栄です……!あんまりガンガン更新はできないのですが、完結目指して頑張ります! (2019年1月30日 18時) (レス) id: 236992ae33 (このIDを非表示/違反報告)
もる(プロフ) - 作風とか設定がしっかりしてて大好きです!混ぜメンのキャラにどれも合っててどのメンバーも好きになっちゃいます 更新大変だとは思いますが、頑張ってください応援しています(^○^) (2019年1月28日 18時) (レス) id: 14f50223ee (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あんぴーなっつ x他1人 | 作成日時:2018年9月16日 20時

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