羽宮さん、動きます【東京リベンジャーズ】

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幼い頃の一虎はこんなにも可愛くて純粋だったのか……？
もしかしてこのままお散歩と称して家にいる時間減らせば少しは未来がいい方向に進んじゃったりして……

『そろそろ帰ろっか、お母さん達も落ち着いた頃だろうし』
「……姉ちゃん……」
『まだ、怖い？』
「……うん」
『じゃあ姉ちゃんが抱きしめててあげようか』

控えめに抱きついてくるとこ、100点ぞ弟よ。
一虎を抱き上げる。前より重くなったな？？
人の成長って早い。

「姉ちゃん、今日は一緒にねよ？」
『いいよ〜。でも一虎、いつまでも姉ちゃん離れ出来ない男にはならないでね？』
「姉ちゃんがいればいいもん」
『なんじゃそりゃ』

将来それじゃ生きてけんぞ、ヒモにでもなるつもりかお前は。
あでも最悪千冬くんか場地くんが雇ってくれるか。
いい友達を持つなあ一虎は。
だって負い目を感じさせないために、仲間のためにって自分のお腹にナイフ刺してくれる友達やで？
そんな良い友達なんて一生に一度出会えるかどうかじゃん……

『一虎、友達だけは大事にね……』
「？」

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