大切な仲間。【Fischer's】1 (ページ5)

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4話ページ5

ここ6年間で色々あった。

大ざっぱに分けると3つぐらいだろうか?

1つ目は、いじめはまだ続いているということ。

…もう慣れてるけど。

2つ目は、

最近よく話しかけてくる男子(A)がいた。

その男子に悪意はなく、いわば “いい感じの人„ という印象だったのだが、

ある日、

下校中に忘れ物に気づき教室まで戻ると、男子2人の話し声えが聞えた。

?「お前、何で最近陰陽寺と仲良くしてんの?」

男子(A)「あー、たしかに嫌われてるけど見た目的は良くね?」

?「まあ、他の女子よりは絶対かわいいけど…」

男子(A)「しかもあいついじめられてんじゃん?
“簡単につけ込める„ と思うんだよねーw」

?「…！お前、顔だけで選んで無いだろ」

男子(A)「うーん…バレた?
そうだよ、大正解。…実は、 “体型„ 」

?「胸か。たしかにデカイよな」

それ以上、もう聞きたくなかった。

忘れ物のことなんて、どうでも良くなった。

…気づいたら家にいた。

心底、気持ち悪いと思った。

そんな目で見られてるとは思っても見なかった。

その日から私は、ボディラインが分かりにくい服しか着なくなった。

3つ目は、親が離婚したこと。

“不仲„なのは簿々気付いていたが、離婚するとは思ってなかった。

家から出ていったのは父だった。

それからは母が毎日仕事。家には帰ってこない。

最後に会ったのは、6ヶ月ほど前だろうか。

まあ、ほぼ1人暮らしのような感じだ。

おかげで料理スキル、掃除スキル、洗濯スキルは日々レべルUPしているが。