5話 ページ6
そして私は、中学生になった。
入学してすぐ、すでに私の噂は広まっているらしく、
誰も話しかけてこなかった。
はずだった。
*+*†*+* *+*†*+*
Aside
今日は入学式から1日たった。
また担任がべラベラと何か話している。
まあ、どうだっていいが。
私の席は、教室の1番後ろの窓側だ。
どんな決め方をしたのかは知らないし興味も無い。
だが、“後ろの人がいない„というのは実に嬉しい。
そんなことを考えながら
窓に広がる清々しい青空を見ていた時だった。
ガラッ
軽く溜め息をつきながら、しょうがなく教室に目をやる。
どうやら、“自己紹介„ が始まったようだ。
メガネの男子が自己紹介をしている。
いかにも “面倒くさそう„ だ。
…今、ふと思ったのだが、
私の隣の席の男子は猿のような顔をしている。
…あと、たらこ唇だ。
そして色々な人の自己紹介に
いわば “ツッコミ„ というものを入れている。
…コイツと話したら、面倒くさそうだな。
124人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:和菓子系女子 | 作成日時:2017年10月12日 19時