生徒会にはもう1人女の子が居ます。【ワケあり生徒会!】 (ページ3)

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▽３　噂の転校生ページ3

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優斗に腕を引っ張られて、普段あまり行かない一般校舎に入れば

あちこちから黄色い歓声が上がる。

まぁ、生徒会メンバー勢揃いの時と比べると大した事無いのだけれど。

「どんな子かなー」

終始ルンルンな優斗は、正直に言うと幼く見える。

まぁ、それがわざとだということは知っているけど。

「椿さんの気まぐれだから。。」

「だよねー。理事長、すごいからー」

隣に並んで歩く彼は、前髪をちょんまげにしていて。

そのちょんまげを左右にユラユラ揺らしながら歩く。

「うわぁ、久々にこんなに沢山の人見たわ」

「ホントだねー。教室にも久しぶりだしー」

教室の、一番後ろ。

生徒会の特典と言うか、特権と言うか。

誰もが羨む場所が私と優斗の席。

まぁ、優斗の席の後ろには新たに席が増えていて一番後ろではなくなっていたけど。

予鈴が鳴れば、普段ではありえない風景が広がった。

まぁ、普段教室に来ていない私が、普段とはって言うのはどうかと思うのだけれど。

担任のシンちゃんが入ってこれば、また一段とうるさくなる教室。

「どんな子が来んのー!?」

「シンちゃんもういいから、さっさと紹介しよーぜー!」

何クラスかある中で、転校生が来るのは私達のクラスらしい。

椿さん、何か企んでるわね。

「じゃ、じゃあ入って来てください」

「女の子かなー」

「陽平いわく、女の子らしいわよ」

シンちゃんの合図から教室のドアがあくまでのほんの数秒。

小さな声で優斗が話しかけてきたので

さっき陽平から送られてきたメールを見せる。

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