決行 ページ7
(ジリリリリリ!!!)
『何……?警報の音……。』
うるさいくらいに鳴り響く不快音。
現在夜の7時頃。
もしかして…………グラジオが?
(バタン!!)
すると勢いよく
鍵の開けられていたドアが開き
グラジオが走り込んでくる。
『あっ、グラジオ………?』
「ぼさっとするな!走れ!」
『ちょっ、まって!』
グラジオはもうすでに息が荒く
ここまで走って来たとこがわかる。
問答無用で私の手を握ると
こっちの声を無視して走り出す。
「居たぞ!!あそこだぁ!」
だいぶ懐かしい景色が見え
出口付近に近付いてきたところで
エーテル財団の職員に見つかってしまった。
おそらくグラジオは
この人やルザミーネ様たちから
逃げるように、急かしたのだろう。
「チッ!くそ!!」
職員1「グラジオ様。大人しくしていてくださいね。そこの実験体とヌルを渡してくださりますか?行け!ユンゲラー!」
『ユーゲ』
「実験体っだとっ!!(キリッ)」
相手はユンゲラーを繰り出す。
グラジオは、実験体とうい言葉に
かなり怒っているよう。
そんなの言わなくてもいいじゃない。
実験体………私のこと。
こんなとこで捕まってしまったら
本当に、私は実験道具の扱い。
それが嫌だから、
グラジオに着いてきたんじゃない。
こんなとこでくよくよしてられない。
私とサーナイトならやれる。
この特別な石。キーストーンで。
『実験体何て呼ばないで。もう言いなりになんてならないわ!お願い、サーナイト!』
『サーナ。(了解、ロサブラ。貴方の力になってみせる。)』
モンスターボールから出すと
真っ直ぐな瞳で私を見つめるサーナイト。
そうよ、貴方となら何だって。
「ロサブラ!?お前!」
『私たちだって、やる時はやるわ。貴方にばっかり、迷惑かけられないもの……(ニコ)』
「!……わかった。」
グラジオは頷きながら答える。
それに私も頷き返した。
職員2「!お前も行け!スリープ!」
『スゥパァ!』
職員3「お前もだ!デカグース!」
『デェカ。』
一気に3体…………上等よ。
絶対にやってみせるんだから。
『いくわよ、サーナイト、サイコキネシス!』
『サァナ!!』
そして私の指示に従い、
サーナイトは動き出した。
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流南涙 - 月海。さん» ルザミーネさん推しのお方でしたらすみません!!!きちんと元に戻りますのでっ! (2018年1月3日 11時) (レス) id: 5d4c5d6413 (このIDを非表示/違反報告)
月海。 - おおう。ルザミーネさん悪役か。何があったらあんな中毒みたいにウルトラビーストに執着するんだろ… (2018年1月1日 4時) (レス) id: b2d559d9e7 (このIDを非表示/違反報告)
流南涙 - 黒猫さん» ありがとうございます!更新頑張ります! (2017年11月26日 8時) (レス) id: 13e460814b (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - 更新楽しみに待ってます!ロサブラちゃん頑張ってー! (2017年11月25日 23時) (レス) id: 04cf0d7a4d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:流南涙 | 作成日時:2017年11月18日 22時