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少女とほしぐも。(コウタside) ページ24

「ほしぐもちゃんを……助けて下さい!」



「ほし、ぐも?……あれ!?オニスズメ!」




ククイ博士に言われて
守り神の遺跡をみに来てみたら
話が急に進んで、俺はかなり驚いている。
目の前には助けを求めてくる少女。同い年くらいだろうか。
そしてその先の桟橋には
オニスズメたちに襲われている
モクモクとした紫色のポケモン…?
のようなものがいる。


それがおそらく、
彼女の言う『ほしぐもちゃん』
なのだろう。



「私は……トレーナーではありません。なので、助けたくても、助けてあげられないのです。」



美しい金髪の彼女は
たんたんと、でも
震えたような声で話し始める。



「ほしぐもちゃんは……私を助けてくれました。でも、私にはどうにもできなくて……。だから、お願いです!トレーナーの貴方に!助けてあげて下さい!ほしぐもちゃんを!」




必死に語りかける彼女。
その表情は真剣そのものだった。


実際、さっきアシマリを貰ったばかりの俺に
どこまで出来るのかはわからない。

でも、彼女の真剣な顔
ほしぐもちゃんを大切に思っている思い。

それを聞かされてしまったら



俺に……拒否権はない!



「わかった!出来るだけ頑張ってみるから!」



「ありがとうございます!…そこの橋は、だいぶ古くなっていて揺れて危ないです。……気を付けてください。」




彼女は顔をほころばせたあと
俺に橋のことを忠告してくれた。
気の使える良い人なんだな。



「わかった!教えてくれてありがとう。………行くぞ」




それだけ伝えて
俺は橋に向かって歩き始める。
1歩、また1歩と
着々と進んでいきついに橋を足が踏む。


すると橋はキシッと嫌な音をたてて少しずつ揺れてくる。
まるで俺を歓迎していないかのように。
少し足がすくむが
これに負けたらこの先
トレーナーとして挑戦していけないと思ったから
俺は勇気を振り絞り前にすすんだ。



そしてやっと
オニスズメたちがいるところまでこれた。



『ギロッ ギャー』



「ビクッ……ここまできたんだろ俺!」




オニスズメに近づくと
ギロッとこちらを睨まれる。
その剣幕に少しびっくりし
退いてしまいそうになったけど
なんとな持ち直した。



『ギヤァァ!』




「これが俺の初バトル!なんとしてもほしぐもを助けるんだ!」




俺は貰いたてのモンスターボールをてにする




俺の大事なパートナー



「出てこいアシマリ!」



『アシャマ!』




絶対に、助けるんだ!

守り神(コウタside)→←遺跡(リーリエside)



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設定タグ:ポケットモンスター , ポケモンUSUM , グラジオ   
作品ジャンル:恋愛
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流南涙 - 月海。さん» ルザミーネさん推しのお方でしたらすみません!!!きちんと元に戻りますのでっ! (2018年1月3日 11時) (レス) id: 5d4c5d6413 (このIDを非表示/違反報告)
月海。 - おおう。ルザミーネさん悪役か。何があったらあんな中毒みたいにウルトラビーストに執着するんだろ… (2018年1月1日 4時) (レス) id: b2d559d9e7 (このIDを非表示/違反報告)
流南涙 - 黒猫さん» ありがとうございます!更新頑張ります! (2017年11月26日 8時) (レス) id: 13e460814b (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - 更新楽しみに待ってます!ロサブラちゃん頑張ってー! (2017年11月25日 23時) (レス) id: 04cf0d7a4d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:流南涙 | 作成日時:2017年11月18日 22時

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