うぇすひめ。 (ページ6)

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赤「神ちゃんは気にならへんの？」
　「あーなんで俺ばっかねんろーって。」

緑「気になる、けど ... 」

特に理由は無い、と言われた時が怖い。

自分でも他の人よりAに好かれているという自信は、ある。
特別感を覚えてしまっているし、
何も理由はないと言われてしまうとがっかり、っていうか落胆するっていうか。

橙「 ... で、結局のところ。なんでなん？」

隣に居る姫は少し考える素振りを見せた後、
横に座る俺にもっと近く来てと言うようにちょいちょいと手を招く。

なんだと顔を近付ければ、耳元で姫の声。

「好きやからやで」

緑「 ...... えっ、」

一気に体温が上がった。自分でわかるくらい顔が熱い。
そんな俺を見たメンバーは一気に立ち上がった。

紫「うわっ、神ちゃんどしたん」

赤「顔あっか！笑笑」

桃「うわー！！姫！神ちゃんに何言うたん！」
　「俺にも言って！」

青「俺にもー」

橙「あ、俺も！」

黄「え、じゃあ俺も」

「言わへんよ笑笑」
「私と神ちゃんの秘密、じゃあ私外出てくるわ」

そう悪戯っぽく笑う姫を見て、あぁ敵わないな、なんて思った。

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