話そ？ ページ44
*
次の日になって、何もありませんようにと祈りながら登校した。
もちろん何もないわけない
『 ほら、来て？ 』
先輩と会っていつも通り殴られる
頭をがんっ！と叩かれて、気を失いそうなってた。
痛い、それだけ。
『 ふふ、じゃーね 』
悪魔だ。
ただの悪魔。
ドラマとかでいう、 " 嫌な女 " " むかつく奴 "
ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ…と音が聞こえる
きっと、１時間目が終わった頃かな…
携帯が鳴って、少しびっくりする
でも驚くのはその相手。
「 とも…く…ん… 」
出るか出ないか、結構迷った。
居場所だけ教えて助けに来てもらうっていうのもある。
けど授業を放ってはおけない
「 あ、 」
間違えて出るに押してしまって、…多分人生最大に慌てた。
どうしよう、声出せなかったら
なんて言われるかな
怒られるかな
神《 A！？どこおるん！？ 》
「 智、くん、 」
神《 待ってて、すぐ助けるから 》
「 授業、 」
神《 �陲舛磴鵑貿い擦拭�安心せえ。 》
「 そっ、か、 」
スマホ越しから聞こえる智くんの焦り
少しきゅんってしたり、
こんな状況で言えることじゃないけど、口に出して好きって言う。
もちろん、あほかって怒られた。
*
神「 Aっ 」
やっと見つけた、と言って私を抱きしめる
智くんの匂いだ。
智くんだ。
そう思うと一気に話せなくなる
傷つけてしまうかなって。
「 智くん、聞いて 」
でも言わなきゃ
智くんに、伝えなきゃ
「 あの、ね。付き合ってること、バレちゃって、脅されてた、の 」
途切れる言葉、ちゃんと届いてるかな？
智くんの気持ちに、頭に、心に。
「 心配かけたくなくてっ…… 」
神「 あほ…俺に話せや… 」
「 じゅ、淳太には話したよ！ 」
神「 …それ嫉妬やわ、俺より先に淳太が聞くなんて 」
「 うう、ごめん。 」
よかった。無事で。
そう言って笑う智くん。
頭を優しく撫でて、私をひょいっとお姫様抱っこする
「 わ、ともく… 」
神「 行こか？ 」
いたずらに笑う君の笑顔
「 好きだよ 」
神「 ん？俺も 」
そのまま保健室に連れてかれて、私と智くんの関係を知った藤井先生は目を丸くした。
ほんまに言うてるん？って何回も聞き返して、何回もそうやでって言う
「 あ、藤井先生、ありがとう 」
手当をささっとやってくれて、お礼を言う
保健室を出た後、腕を引っ張られてある部屋へ向かった。
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神重智毅 - 完結おめでとうございます。続編書いてほしいです。毎度書いていますが、これからも頑張ってください。 (2018年12月27日 22時) (
レス) id: d5677e8133 (このIDを非表示/違反報告)
神重智毅 - 校長先生、軽すぎ！！作者さんの校長先生が軽いのかな？校長先生出る前まで、重たい話が続いていたので思わず笑ってしまいました。これからも頑張ってください。 (2018年12月27日 22時) (レス) id: d5677e8133 (このIDを非表示/違反報告)
神重智毅 - 小６でこの語彙力は、すごいと思います。同じ小６の人間として尊敬します。とても面白かったです。私は小説を書いていませんが、将来的に書きたいなと初めて思いました。神山君、かっこよかったです。これからも頑張ってください！ (2018年12月27日 22時) (レス) id: d5677e8133 (このIDを非表示/違反報告)
369 - めっちゃ甘くてとろけちゃいそうな話でした♪小６でこの文章力は羨ましいです♪高３な私ですがここまで甘い恋の話が書けないので羨ましいです♪ (2017年12月30日 2時) (レス) id: 3b484ec782 (このIDを非表示/違反報告)
◎＿まあさ(プロフ) - Ｍちゃん（＾∇＾）さん» 上手い人とかの小説を、必死に読んでどう表現したらいいか、自分なりに考えたり…案外、書いてみるとスラスラ行けますよ(´▽｀)いつも応援ありがとうございます(土下座) (2017年12月24日 9時) (レス) id: fd8d6fbcab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：◎＿まあさ | 作成日時：2017年12月3日 21時
