神山先生がどうしようもなく好き＿

であい ページ1

*



『 神山せんせー！おはよー！ 』

神「 おはよぉ 」


少し眠そうに挨拶するのは
クラスの担任、神山智洋先生

奇抜で、絡みやすくて、おかんっぽくて…

みんなだいすき。


でも私は


みんなの " 好き " とはちょっと違う


「 おはよ、神山先生！ 」



私は神山先生に

恋してるんです



「 あー！また髪染めたー？ 」

神「 似合うやろ？ 」


似合ってるのは事実…でも２週間前変えたばっかだよね？

そろそろ頭皮心配、


「 黒には戻さないん？ 」

神「 戻したら負けやからな… 」

「 なんの負けやねん 」


好きになって気づいたことは何個もある

…まず、謎。
今みたいになにかに勝負かけてる時もあれば

" 買ったら負けや… "
とか言ってるし


可愛いから許すけど←


神「 あ！せやせや！ 」

「 ん？ 」

がさごそとぽっけに手を突っ込む
…ちょ、かわいい。


神「 あ…れー？ 」

神山さん、おっまいがっー！って顔してる

なにか忘れたのね。


「 大事なもの？ 」

神「 ものすっごい大切なものやで！ 」

「 まぁ大丈夫… 」

神「 大丈夫やない！！ 」

なにを必死に…

まさか私にプレゼント！？
そうしたらニヤけとまらないんですけど。


神「 …でも仕方ないわぁ。見つかったら渡す！ 」

「 期待してます 」


チャイムがなる前に席に座ってHRが始まる

『 神山せんせー！今日もちっちゃいー！ 』

神「 やかましいわっ！ 」


…みんなちびって言うけどちびじゃないよ、
だって私１５８cmだし

意外と神山先生でかい。


てゆか壁ドンされたらやばそう
ほぁぁ、
顔目の前とか恥ず。


淳「 顔ニヤけてる、気持ち悪い 」

「 あぁ！？うるさい！ 」


べーだ！
淳太にはわからないだろーね！神山先生のかっこよさ！

いや話したことないけど


神「 ってことで授業入るぞー 」


たまたま目が合って、

ニコッと笑う神山先生に心撃ち抜かれました
…かっこいい。

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