_人間拾いました。【更新停止中】

第13話 ページ29

桐山 ｢どうしたん？急に呼び出して。笑｣



1時間後、7人と私と…マネさんは事務所に集まった。


中間 ｢…Aちゃんも居るってなんかやばいことでもあったん？｣


マネ ｢あのさ△△が死んだ、っていうのはもう知っとるよね？｣


藤井 ｢…まぁな、｣


マネ ｢その△△には小さい頃に行き別れた双子の妹がいたの。｣


重岡 ｢えっもしかして、｣


小瀧 ｢A…？｣


『そう、みたい…笑』



ちゃんと笑えてるかな…引きつった笑顔になってないかな、



濱田 ｢みたいって、｣


神山 ｢Aちゃんもさっき知ってん。｣


『亡くなってた、んだね…お兄ちゃん、笑』



少し、ぼやける視界にモモが私の背中をさする。



マネ ｢…△△が亡くなったこと、世間へまだ公表してないの。｣


重岡 ｢…え、｣


マネ ｢ショックが大きいからね。でもそのショックと同時にそれを和らげる発表をしなければならない。そこで…Aちゃん、｣


『はい…？』


マネ｢WESTに…入らない？｣



その言葉に皆が目を見開く。そりゃそうだ…なぜ私が、



『私は女ですよ、？』


マネ ｢“佐藤△△の妹”として、ファンに夢を与えてくれないかな？｣


『えっ…』


桐山 ｢いや待ってマネさん、いくらAちゃんでも…｣


マネ ｢たぶんこのままじゃ認められないと思う。だからAちゃん、これ。｣



そう言いながら渡されたのは男性用の黒髪ウィッグで…言われるがままに髪の毛を括り、そのウィッグの中に入れながら軽く被る。

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