愛しき者へ (ページ16)

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初めての家ページ16

玄弥お兄ちゃん、ついたよ。ここが、私の家だよ。
玄弥「いい匂いがするな。」
パン屋だから、いい匂いするよ。さあ、遠慮しないで入って。
玄弥「お邪魔します。」
ただいま～。
お母さん「吹雪お帰り、隣は彼氏かな。」
違うよ。私の友達。
玄弥「初めまして、不死川玄弥です。」
お母さん「いい子だね。吹雪をよろしくね。」

もう、お母さんたら。
玄弥「優しそうなお母さんだな。」
うん、自慢のお母さんだよ。
？「お姉ちゃん、お帰り。」
ただいま、花子。
花子「隣は、お姉ちゃんの彼氏。」
違うよ、友達だよ。
竹雄「お、お姉ちゃんに彼氏ができたー！！」
声が大きいよ、彼氏じゃあないよ。
竹雄「よし、お兄ちゃんに報告だ。」
(竹雄は、走って去っていった)

ごめんね、玄弥お兄ちゃん。
玄弥「賑やかな、兄弟だな。」
うん、毎日楽しいよ。あ、ここ私の部屋だよ。入って。
(部屋に入る)
玄弥「綺麗な部屋だな。」
本当、嬉しいな。
　コンコン
お母さん「吹雪、飲み物持ってきたよ。」
ありがとう、お母さん。
お母さん「ふふ、楽しんでね。」

楽しむ？何を？
玄弥「吹雪には、分からなくていい。」
なんで？それと、玄弥お兄ちゃん顔赤いよ？
玄弥「気にしないでくれ。」
あ、お菓子どうぞ。
玄弥「ありがとう。」
ねえ、玄弥お兄ちゃん。
玄弥「なんだ？」
そこに、ポッキーあるでしょう。
玄弥「あるな。」
ポッキーゲームしょう。

玄弥「な、本気で言ってるのか。」
駄目かな(上目遣い)
玄弥「い、一回だけだぞ。」
やった～ありがとう。
(ポッキーをくわえる)
玄弥「た、食べるぞ。」
うん。
　 (パクパク)
玄弥お兄ちゃん、いただきます、(チュ)
玄弥「な、吹雪。」
えへへ、奪っちゃった。
玄弥「あのな、吹雪。」
なぁに？
玄弥「吹雪は、危機感を持ってくれ。他の男だったら襲われるぞ。」

もう～心配しすぎ。
玄弥「吹雪だから、言ってるの。」
気をつけます。
玄弥「それと、好きな人としなさい。」
なんだか、お母さんみたい。
(ドタバタドタバタ)
うん？誰か来る？
？「吹雪ちゃん。」
善逸君！