霊柱は胡散臭い 肆【鬼滅の刃】

百五十七話 久びさ来客 ページ23

俺や無一郎と蜜璃ちゃんが復帰してから行われた柱合会議では以下の事が話された。


・三人に現れた痣について

・その出現方法

・柱稽古の実施


鬼の出現がパタリと止んだ今、ずっと問題視していた一般隊士の質の悪さの改善をようやくすることが出来る。

そして柱同士の稽古も実施するとの事………




「で？お前ら愉快な仲間達は懲りずにまた不法侵入か。」

「派手に俺たちのことをプーさんの愉快な仲間達みたいに言うんじゃねぇ」




庭で素振りして帰ってきたらまぁ、なんということでしょう。俺の綺麗で素敵な部屋がゴリラ二匹と蛇一匹に占拠されているではありませんか。




「ほら、茶が無くなったぞ。家せ…太刀川。」

「伊黒てめぇ今家政婦って言いかけたろ。人のこと召使い扱いしてたんか？」

「家政婦！派手に菓子がもうねぇぞ。」

「おめぇはバッチリ言ってんなぁ宇髄」

「A、この菓子不味い。センスねぇぞ」

「実弥、お前は色々正直すぎるわ」



なんでいつメン久々に集結してんだよ。柱稽古の準備でもしとれよ馬鹿。




「ほら、柱同士でも派手に稽古すんだろ？だからしに来た。」

「いや俺傷治ったとはいえ病み上がりだし。出てけよ定年退職した元派手柱。」

「誰が定年退職だ。ケツにチャッカマンぶち込むぞ太刀川。」

「お前の悪口なんか過激になってない？」



前までケツにマッチぶっ込むだったのに火力上がってんじゃん。



「んで、何すんの？」

「死ぬ気で鬼ごっこ」

「シンプルに怖い」



淡々と言う宇髄に恐怖を覚える。
つかそれ訓練？遊びだろ



「範囲はそうだなァ……太刀川の屋敷の敷地内までだァ」

「せっっま！！つか他人の家勝手に鬼ごっこのフィールドにすんじゃねぇ」

「目潰しと金的以外何をしても問題ない。ただし、武器は日輪刀だけだ。クナイや毒なんかは使用厳禁だ。」

「まず鬼ごっこのルールに武器使用なんてものないから。」



そしてジャンケンの結果、宇随が鬼となる。



「よっしゃ！全員派手にぶっ刺してやるぜ！」

「刺すんじゃねぇよ。タッチしろよ。」

「へっ！返り討ちにしてやらァ。血まみれになっても知らねぇぞ。」

「反撃せずに逃げろよ。」

「何を言ってる太刀川。鬼に対して背中を向けるなど柱以前に鬼殺隊としてふさわしくない。恥を知れ」

「だって鬼ごっこじゃん！！」




え！？俺がおかしいの？？

百五十八話 鬼ごっこ→←百五十六話 競技変更

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す