霊柱は胡散臭い 肆【鬼滅の刃】

百五十六話 競技変更 ページ22

「じゃあ次は二戦目だァ」



叩いてかぶってジャンケンポンッ!



胡蝶はグーで俺はパー。よし、ハリセンでぶっ叩けば良いんだな。




「おらぁ………って待て待て待て!!!!」

「はい？」




コイツヘルメット被ってねぇと思ったら何故かそれを振りかざして来た。もう怖ぇよコイツ




「なんでヘルメットで殴ろうとしてんだよ。鬼殺隊に入ってここまで命の危機を感じたことはねぇよ。」

「あら、だってこのゲームは相手に攻撃を当てた方が勝ちでしょう？」

「だからってヘルメットは攻撃手段じゃねぇよ！防衛用だよ！」

「とりあえず殴っとけば良いじゃないですか」

「審判！！相手チェンジ！！」




泣きつけば無一郎が頭を撫でてくれた。お前だけだよ優しいのは。


「しょうがねぇ。まともな奴がいねぇなら俺がする。これで叩けば良いんだよなァ？」

「うんそうだけど。ハリセンからしちゃいけない音してるよ実弥…」



実弥がハリセンを素振りしたらブオォン、フオォンと謎の音が響く。



「お前どうやったらそんな音出るんだよ。ライトセーバーでしか聞いたことねぇよ。」

「フォースの力を信じろォ」

「意味分かんねぇよ。」



俺そんなにス〇ーウォーズ詳しくないんだよ。





「それじゃあ行くぞ。オラァ!!!!」

「ジャンケン!!実弥！ジャンケン忘れてる！！」

「シャラくせぇ。男の勝負は拳って決まってんだァ」

「お前はヘルメットどうこう以前の問題だよ！！」



1番大事な過程まるまる吹っ飛ばしてんじゃないよ。




「行け！Aさん！そこで右ストレートだよ！」

「不死川さん！ボディががら空きです！やっちゃってください！」

「おおい！なんか競技変わってねぇか！？レフェリーいねぇから危険極まりねぇぞ！」




結局、アオイが来るまでこの謎の戦いは続いた。

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