【鬼滅の刃】もう1人の柱【宇髄天元】

第6話.いつしかの ページ8

黒月の死から一年後。
死柱は任務帰りで少しボロボロになっていた。
隊服は破れ、顔の所々に傷が出来ていた。

御館「A」
「…御館じゃないですかぁー」

ニコニコしているが、
死柱は内心イライラしていた。

今回の任務では鬼殺隊員が死んだ。

御館「お前に、会いたいという子がいる。
是非、会ってやってくれ」

目元が笑っていないが、
死柱はニヤリと口角を上げてはぁい、と言った。


ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ


「…こりゃ驚いた。いつかの忍小僧じゃないか」


噂の会いたい子、というのは


宇「派手に覚えてたか、怪力女」
「目上の者に向かって怪力女とはなんだぁー？
ガキンチョがぁ…」

17歳頃だろうか。

宇髄の身長は死柱の少し下らへんだ。
死柱も女性にしては身長が高いのだが。
それでも宇髄の容姿は一年前より綺麗に
なっていて声もまた一段と低くなっている。
一年でここまで変わるだろうか。

「で？天元…だっけ。鬼殺隊に入るの？」
宇「おう。アンタに言われたしな、
どうせ抜け忍の身だ。入ってやるよ」
「ヘェ、あのガキンチョがねぇ……」

頑張りなよ、と宇髄の頭を軽く撫で、
死柱はその場を後にした。

第7話.5年後に。→←第5話.無慈悲な死

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