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第42話.継子 ページ46

「来たね、」
城川壁嬢「……」

翌日の深夜。護衛の目をすり抜け、
城川壁嬢は指定された神社に来た。

死柱の赤い髪は風になびいている。

「アンタ、私の継子にならない?」
城川壁嬢「つ、継子?」
「鬼殺隊の柱直々に育てる隊士の事さ。」

アンタ気に入ったよ!と笑う死柱だが
城川壁嬢は首を横に振った。

城川壁嬢「私は…行けません。」
「……そうかい。…!オラァ!!!」

死柱の目に映ったのは、城川壁嬢を
食おうとしていた鬼の姿だ。城川壁嬢の
顔スレスレで死柱の強烈な、
右ストレートが決まった。

鬼「チッ、」
「……城川壁嬢、私の間合いの中に入ってて。」
鬼「鬼狩りがいるなんて聞いてねぇぞ!!!!」
「……何人食った?」

鬼は、人を食う度に強くなる。
ただ、この鬼は些か強そうには見えない。

鬼「まだ2人だよ。女と男を食ってやった。
そうだなぁ…10日前に食った。
そこのガキそっくりの奴らだったなぁァァァ」

城川壁嬢の顔色はすぐに悪くなった。

城川壁嬢「(この方が、お母様とお父様を。
た、食べた?)」

死柱は冷ややかに鬼を見た。


「死の呼吸・壱ノ型・阿鼻叫喚」
鬼「ぎゃぁあああああああ!!!!」

鬼は、名の通り叫びながら絶命した。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「……残念だったね。」


鬼を殺したあと、城川壁嬢は
真っ青な顔で蹲っていた。

当たり前だろう。肉親が鬼に食われたのだから。

城川壁嬢「…………ます」
「……なんだい、」
城川壁嬢「っ、継子になります!」

顔をばっ、とあげた城川壁嬢の、まん丸い
瞳の中には驚いた顔をした自分が写っている。


「本当に?」
城川壁嬢「このままじゃ、ダメなんです。
お母様とお父様を殺した、鬼達を滅する!
継子にしてください!」


「……そうかい、分かったよ。城川壁嬢!!!」
女雨兎「これからは女雨兎とお呼びください。」
「女雨兎ね、私の事は…師範でもAでもいいよ」
女雨兎「では、A様と。」
「うん、いいよ。」


いつの間にか辺りには日が差していた。

どうも、寝の呼吸を使う作者です←→←第41話.継子



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舞中蠍/のあ(プロフ) - 眞尋さん» すみません!誤字です!ご指摘ありがとうございます! (2019年11月11日 16時) (レス) id: ff6619b807 (このIDを非表示/違反報告)
眞尋(プロフ) - すいません!悲鳴嶼さんは「南無南無南無南無」ではなく「南無阿弥陀仏」ですよ!いつも応援してます (2019年11月10日 22時) (レス) id: d2f316c579 (このIDを非表示/違反報告)
名無し5472号(プロフ) - 派手に好き………派手に………………派手になァ!!!!!! (2019年10月21日 20時) (レス) id: 4ba81fc84d (このIDを非表示/違反報告)
舞中蠍/のあ(プロフ) - こばひなさん» ありがとうございます!これからも頑張ります! (2019年10月20日 22時) (レス) id: ff6619b807 (このIDを非表示/違反報告)
こばひな(プロフ) - こんばんわ!「もう一人の柱」とても面白いです(*≧∀≦*)更新頑張ってください!!! (2019年10月20日 21時) (レス) id: b2d753e73a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:舞中蠍 | 作成日時:2019年10月19日 15時

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