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乃木「話、終わった？」
「終わったわ。」
ユイ「の、乃木さん。」
乃木「ん？どうしたのユイちゃん。
俺に見惚れてたとかー？♡」
首を振って、ユイはロッティの元へ行った。
乃木「……なんか余計なの話した？」
「話してないわ。私と乃木の関係についてしか。」
乃木「そっかー」
私の横に座ってくる乃木は放って、
私は手元にある本に集中した。
乃木「つーか、Aって何読んでんの？」
「ダンから借りた、宗教関連の本よ。」
乃木「Aってそういうの好きだったっけか？」
「いや…単に興味深かっただけよ。」
そう言って、さりげなく手に触れてくる乃木の
頭を殴る。…優しく殴ったわ。痛くないはず。
「触らないで」
乃木「はいはーい♡」
全く、と言いながらも。私は目の前の男を見る。
きっと人は、乃木みたいなタイプの人が好きに
なるんだろう。
「乃木って、モテないの？」
乃木「え？」
「性格に難はあるけど、顔ならまあまあでしょう？
だから単純に、モテないのかな、と。」
乃木「えっ、それって…嫉妬？」
「違うわ(即答)」
違うと言っているのに、勘違いしているのか、
大声になりだした。うるさいわ。
乃木「ロッティー！ユイー！Aが…
Aが俺に嫉妬したー！！」
「うるさいわ。」
「とてもうるさい」と言ったが、
私は、今度は殴らなかった。
乃木「んー、モテねぇつったら嘘になるな。
でも、俺にはAがいるからさ。」
「……はあ。私にもし恋人がいたらどうするの。」
乃木「……は？」
いきなり真面目なトーンになった乃木に
困惑すると、いきなりソファーで押し倒された。
乃木「恋人？は？誰だよ。ロッティか？
ロッティなら絶対許さねぇ。誰だよ、A。
ソイツ、ぶっ殺しに行ってくるから。」
「いないわよ。恋人なんか。もしもの話。」
乃木「あー、そっか！よかったー、ホントだったら
マジで相手の男殺しに行くとこだった♡」
さりげなく恐ろしい言葉が聞こえたけど、
私に恋人はいないし、好きになるような相手も
いないので、私は無視してまた本を読み出した。
続く (更新停止中)
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一寸先はダーク - この小説良いですね!乃木君の一方通行っぽい感じがとても良いです！！最高。更新無理せず頑張って下さい！応援してます! (2020年5月19日 3時) (
レス) id: 771b180e53 (このIDを非表示/違反報告)
舞中蠍／のあ(プロフ) - 夜桜さん» そう言って貰えて、私も嬉しいです！ (2020年3月19日 21時) (レス) id: ff6619b807 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 - キャラの性格がブレてなく違和感なく読めました!乃木君の小説が少ないのでこの小説を見つけれて嬉しかったです。これからも頑張ってください。 (2020年3月19日 21時) (レス) id: cec74c4d6f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：舞中蠍 | 作成日時：2020年3月14日 12時
