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ロッ「乃木、もうユイと仲良くなったのか」
乃木「おう。Aと手繋げるからな!」
ロッ「…何の事だ?」
「さぁ」

ロッティからコーヒー入りのティーカップを
受け取り、私は本を開いた。

乃木「なぁ、A。何読んでんだ?」
「乃木を消す本」
乃木「えっ………」
「嘘よ。消さないわ。」

Aやっさしー!と抱きついてこようとした
乃木のみぞおちを足で蹴り、悶絶させる。

「触らないでと言ったでしょう。」
乃木「oh……」
ユイ「のっ、乃木さん大丈夫!?」
ロッ「平気だ、ユイ。いつもの事だ。」

失礼ね、とコーヒーを飲む。

乃木「ツンデレなAもかわい…」
「そうなの。興味ないわ。」

その時、プルルルル…と電話が鳴った。
私のではなく、ロッティの家の固定電話。

ロッ「はい、もしもし。…はい、……はい。
少々お待ちください……。ユイ。」
ユイ「…?」

電話内容が気になってきたので、耳に力を込める。
…これも霊能力よ。多分(適当)

『ユイ。早く帰ってきなさい!
分かってるのか…?魔女がいるんだぞ!』
ユイ「ッ魔女はもういないよ!Aさんが」
『A…?誰だ。』

私のこと?

「ユイ、変わって。その人は誰?」
ユイ「僕の…おじいちゃん。」
「そう。…変わりました、木花Aです。」
『君か。ユイの言っていたAとは。
どういう事だ。ユイに何が起こった?』

うるさいわね。

「ユイではなく、魔女の方です。
魔女は消しました。」
『何を言っている。嘘をつくのも大概にしなさい』

受話器から離れている乃木もこちらを見ていた。
聞こえてたのね。

「嘘なんかついてないわ。嘘は嫌いなの。
木花という性を言っても分からないのかしら。」
『木花……?もしや君…』
「木花一族現当主よ。忘れたのかしら。」

天塚家と木花一族には因縁がある。
それは今言うべきことではないけど。

「ユイは私達が暫く保護させて頂きますので。
シャルロットに何か背負わせたら、魔女の代わりに
私が貴方の家を呪うので。ユイ以外ですが。
もうかけてこないでください。さようなら。」

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一寸先はダーク - この小説良いですね!乃木君の一方通行っぽい感じがとても良いです!!最高。更新無理せず頑張って下さい!応援してます! (2020年5月19日 3時) (レス) id: 771b180e53 (このIDを非表示/違反報告)
舞中蠍/のあ(プロフ) - 夜桜さん» そう言って貰えて、私も嬉しいです! (2020年3月19日 21時) (レス) id: ff6619b807 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 - キャラの性格がブレてなく違和感なく読めました!乃木君の小説が少ないのでこの小説を見つけれて嬉しかったです。これからも頑張ってください。 (2020年3月19日 21時) (レス) id: cec74c4d6f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:舞中蠍 | 作成日時:2020年3月14日 12時

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