【06】もさもさ不動くん ページ7
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「ちょっとまってアンタ誰？」
少しして私の向かい側の席に座ったモサモサヘアーの男に話し掛ける。誰だコイツ。
いや、目つきからして多分想像はついているのだが変わり過ぎて信じたくないのである。髪の色も平凡というか普通なやつだ。昔より普通である。どうしよう本当にコイツ誰？
「あ？不動だよ、不動！覚えてねぇのか？」
「あれ、不動半ハゲ気にしてモサモサにしたの？」
「別に気にしてねぇよ！！」
長い間切ってねぇだけだ、と頭を掻きながら面倒臭そうに答える不動。長い間切ってないって……まさか不動って……に、ニート……！？
これ以上考えたら不動が可哀想だと思い、不動を同情する目で見つめていたら不動になんだよと冷たい目で睨み付けられた。なんか少し大人になったなぁーとは思わなかった事もないが、目つきは怖いまんまである。慣れたけど。
「Aさんっすか！？」
「え、ま、え、壁山一回り大きい」
「酷くないっすか！？」
かなり大きくなった壁山に出会い、私は反射的に思ったことを口に出す。涙目になって私を見つめた壁山を見てなんだか可哀想になった。壁山、許してくれ。そしてアンタは何を食って生きてきたんだこの数年。
とか思ってたら、壁山の後ろからひょこっと栗松が現れた。
「Aさん、お久しぶりでやんす！」
「あ、栗松！！お久しぶり！」
栗松は身長は大きくなったが、体はガリガリだ。壁山と並ぶとちょっと壁山が可哀想だな。
「久しぶりだな、天津」
「あ、佐久間じゃん！」
「やあ、Aちゃん。また一段と美人になったね」
「アフロディ！口説くのはやめてよね」
「ねぇ聞いてよ、A！！ヒロトが俺を置いていったんだよ！？車の中で寝ちゃったからって起こしてくれないで！！」
「だ、だって気持ち良さそうに寝るから悪くてさ、すまない、緑川……」
「まあまあリュウジ、座ってお酒飲みなよ！」
「不動、お前いつ髪を生やしたんだ？」
「鬼道クン、俺と再開して第一声がそれなのはちょっと酷いと思うぜェ」
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涼野このみ(プロフ) - 基山眞宙。……低浮上？さん» おお、大丈夫よ！ (2017年10月20日 16時) (
レス) id: 5d92b5beac (このIDを非表示/違反報告)
基山眞宙。……低浮上？(プロフ) - このみん一人で更新させてごめんなさい……！！携帯取り上げられてて……。ほんっとにごめんなさい！！ (2017年10月20日 2時) (携帯から) (レス) id: 7761e1fb5e (このIDを非表示/違反報告)
涼野このみ(プロフ) - Ｓｉｋｉさん» コメントありがとうございます！愛読して頂けているようで、大変嬉しいです(´ `)これからも応援よろしくお願いします！！ (2017年9月29日 18時) (レス) id: 5d92b5beac (このIDを非表示/違反報告)
Ｓｉｋｉ(プロフ) - すごく面白いです！毎日更新を楽しみにしてます♪これからも更新がんばってください！！ (2017年9月28日 20時) (レス) id: 2486942c32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：舞優(まひろ)&涼野このみ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/sugnk１/
作成日時：2017年7月1日 21時
