【01】大人になっても ページ2
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中学生での思い出は一生の大切な思い出。
雷門中学校体育館に集められたのは、世界一を決める大会であるフットボールフロンティアインターナショナルの、日本代表イナズマジャパン選手の候補達だった。女子は出場できないと聞いてがっくしと肩を落としていた私の耳に入ってきたのは「マネージャーとしてイナズマジャパンに入ってくれ」と言うイナズマジャパン監督の申し出。即了承しマネージャーとしてイナズマジャパンに入った私は、マネージャーの仕事をこなすだけでなく、みんなにサッカーを教える時間もあった。練習メニューを監督と考えたりするのも、私だけの特別な仕事だった。その間に色々な困難を乗り越えたものだが、本当に大変だった。イナズマジャパンでは色々あったな、と思うが、今思えばあの頃に戻りたい、なんて思える思い出だった。
あれから十年が経ったが、私はみんなの中の一人とも再開をしていなかった。普通の会社で働く一人の社員として、平凡にマンションで一人暮らしをしている。
が――なんだか懐かしくなって、久しぶりの休日に、雷門中学校へ行ってみようと思った。サッカー部は今もあるのかな。今も強いのかな、なんて思いながら足を運んだ。かなり校舎も建て替えられていたが、私達が優勝した、という面影はしっかり残っている。
サッカー部はどこだろう？
ふらりとサッカー部を探してみると、あの頃と変わらない道を見つけ、その奥に古い部室があった。扉の横にサッカー部、と書いてある。
「うわ、結構ボロいな」
サッカー部と書かれたその板をさすりさすりと擦っていると、肩に手が置かれた。うわぁっと声を上げて後ずさり、後ろを振り向くと。
そこには、かつてマネージャーとして一緒に過ごした可愛い後輩である、音無春奈ちゃんがいた。
「……えっ、Aさん!?」
「春奈ちゃんじゃん!! 久しぶり!!
随分美人になったね！」
「そ、そんなっ……もう、お世辞はいりませんよっ！
Aさんこそすごい綺麗になって……！
あ、ところでこんなところになんの用が？」
「あー、なんか懐かしいなって思って。
来てみたんだけど、結構校舎の造りも変わってるし、サッカー部ってここ？」
「いえ、そこは古い部室です！
記念に残されてるんですよ。何しろ世界一になった円堂さん達の部室ですからっ」
今の部室はあそこです、と大きい建物を春奈ちゃんは指差した。
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涼野このみ(プロフ) - 基山眞宙。……低浮上？さん» おお、大丈夫よ！ (2017年10月20日 16時) (
レス) id: 5d92b5beac (このIDを非表示/違反報告)
基山眞宙。……低浮上？(プロフ) - このみん一人で更新させてごめんなさい……！！携帯取り上げられてて……。ほんっとにごめんなさい！！ (2017年10月20日 2時) (携帯から) (レス) id: 7761e1fb5e (このIDを非表示/違反報告)
涼野このみ(プロフ) - Ｓｉｋｉさん» コメントありがとうございます！愛読して頂けているようで、大変嬉しいです(´ `)これからも応援よろしくお願いします！！ (2017年9月29日 18時) (レス) id: 5d92b5beac (このIDを非表示/違反報告)
Ｓｉｋｉ(プロフ) - すごく面白いです！毎日更新を楽しみにしてます♪これからも更新がんばってください！！ (2017年9月28日 20時) (レス) id: 2486942c32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：舞優(まひろ)&涼野このみ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/sugnk１/
作成日時：2017年7月1日 21時
