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告白その7 ページ8

*


ビルの階段を走りながら轟くんの方をみる。


訓練開始から7分。


私たちは、爆豪くんとお茶子ちゃんにみつからないように爆弾(模型)を見つけ出し、回収しなければならない。


わかっているのは、その爆弾が最上階に仕掛けてあるということだった。


最上階で二人にあったら、どうするのだろうか。


轟くんには何か策があるみたいだ。


「もうすぐ着くぞ」


そっと最上階の部屋へ続くドアを開ける。


「誰もいない…」


もしかして隠れてる?


いや、でも人の気配はないし…


「とりあえず入るぞ」


轟くんの言葉に頷き、ゆっくり部屋に入った。


中ではたくさんのダンボールやらデスクやらが散らかっている。


一体どこに爆弾が仕掛けられているのやら…


私の個性で物を動かして爆弾を探していく。


轟くんはドアの近くで見張りをしてくれていた。


「足音が聞こえる…来るぞ」


「どうする?ドア開かないようにしても爆破されそうだけど」


「とりあえず隠れるぞ」


私が隠れる場所を探していると、轟くんが近くにあるロッカーに私を引きずり込んだ。


待って狭いしくっついてるよ!!


狭いロッカー内で密着する私たち。


轟くんは多分気にしてないだろうけど、私はすごくドキドキするんですけど!!


訓練だからそんなこといってる場合じゃないけど…


「おい!!半分野郎でてこい!!ついでに地味女もだ!!」


ドォォォン、とドアを爆破しながら入ってきたであろう爆豪くんの声が聞こえる。


思わず息を止める。


「ハッハッハ、お前らがここにいることはお見通しなのだよ!!」


お茶子ちゃんなりきってる!!


敵になりきってるよ!!



「チッ。出てこねぇなら見つけ出してやる」


うぅ、見つかる予感しかしない!


その時、真横でピキピキと氷が張っていく。


ロッカーのドアを凍らせてる!?


いや爆破されたら無意味だよね?


でも声出せないよ!!


「もしかして隣の部屋なんじゃ…」


ひとしきり私たちを探したのか、お茶子ちゃんの声が聞こえる。


「わかってるわ!!次行くぞ!!」


部屋から2人がでていって、やっと安心できた。


「轟くん、2人とも出てったから私たちも出よう?」


「いや、ダメだ」


耳元で聞こえる低音ボイスに、少しドキドキしながら首を傾げる。


「なんで?」


「氷を溶かそうとしたが、お前に密着しているから左側が使えねぇ」


もし使ったらお前が燃えるぞ、と話す轟くん。


え、もしかして出れないの?


*

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婾纚儺 - ほっこりホコホコ (2018年12月2日 8時) (レス) id: abf7718af2 (このIDを非表示/違反報告)
れの(プロフ) - メダカさん» ほっこりしていただけたのならとても嬉しいです!コメントありがとうございます! (2018年8月25日 22時) (レス) id: 6cc8b71c99 (このIDを非表示/違反報告)
メダカ - 番外編も可愛かったぁ〜(*´∀`*)ほっこり(*´`*) (2018年8月25日 18時) (携帯から) (レス) id: 238af52e71 (このIDを非表示/違反報告)
れの(プロフ) - 杏さん» わかりにくくて申し訳ありません!もともと急須にお茶が入ってて、その急須に入っているお茶をティーカップに注いでいるという状況です。 (2018年8月21日 10時) (レス) id: 6cc8b71c99 (このIDを非表示/違反報告)
- 急須にお茶いれてるんじゃなくて、ティーカップなんですか?? (2018年8月21日 9時) (レス) id: 664b772586 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:れの | 作成日時:2018年8月19日 21時

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