検索窓
今日:2 hit、昨日:27 hit、合計:211,845 hit

番外編その3 ページ35

写真



ワクワクしながらアルバムを開く。


今日は焦凍くんとアルバムを見せ合うことになったのだ。


最初は赤ちゃんの頃の焦凍くんである。


え、待って超絶可愛いんだけど。


お母さんに抱っこされてる彼は、ニコニコと笑っていた。


「てか親バカかよ…」


「どうした?」


「いや、なんでもない」


とても嬉しそうに焦凍くんを抱っこするエンデヴァーさんの写真もあった。


やっぱり焦凍くんも愛されてるね。


その愛が変な方向にいっちゃったから問題なんだけど。


「A、小せぇ頃も可愛いな」


隣から聞こえる声に固まった。


すごくきゅんとしたわ。


「焦凍くんも、小さい頃から綺麗な顔してるね」


幼稚園の頃の写真を眺める。


あ、途中で顔に火傷のあとが…


これくらいから写真が減ってきた。


なんだか胸が痛くなる。


小学生の頃の写真は、授業中のものが多かった。


これ絶対授業参観で撮ったな。


焦凍くんめっちゃ嫌そうな顔してるし!


中学生は入学式と卒業式のものしかなくて少し残念だったけど、学ラン姿がかっこよかった。


「あれ、高校の写真あるんだ」


何枚か、クラスでの集合写真や体育祭の写真があった。


「緑谷とかからもらったのと…体育祭のは親父だ」


撮ってたんかーい!


あ、私微妙に写ってるのある。


そういえば焦凍くんと2人で写真撮ったことないな。


「焦凍くん、2人で写真撮ろ!」


「あぁ、わかった」


相変わらずの真顔でスマホのカメラを見る焦凍くん。


まぁいいか、撮れるだけで嬉しいし。


「はい、チーズ」


おお、なかなかいい感じに撮れた。


「あとで焦凍くんに送るね」


「わりぃ、頼む」


どうしよう、スマホの待ち受けにしようかな。


印刷してアルバムにも貼ろっと。


ルンルン気分で写真を眺めていると、隣からシャッター音が聞こえた。


「かわいかったから撮った」


そういいながら写真を保存する焦凍くん。


「恥ずかしいから消して!」


「かわいいからいやだ」


「じゃあ私も撮るからね」


「いいぞ」


この後、悔しいから焦凍くんを連写した。


とてもかっこよく撮れた。

新作のお知らせ→←番外編その2



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (217 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
490人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

婾纚儺 - ほっこりホコホコ (2018年12月2日 8時) (レス) id: abf7718af2 (このIDを非表示/違反報告)
れの(プロフ) - メダカさん» ほっこりしていただけたのならとても嬉しいです!コメントありがとうございます! (2018年8月25日 22時) (レス) id: 6cc8b71c99 (このIDを非表示/違反報告)
メダカ - 番外編も可愛かったぁ〜(*´∀`*)ほっこり(*´`*) (2018年8月25日 18時) (携帯から) (レス) id: 238af52e71 (このIDを非表示/違反報告)
れの(プロフ) - 杏さん» わかりにくくて申し訳ありません!もともと急須にお茶が入ってて、その急須に入っているお茶をティーカップに注いでいるという状況です。 (2018年8月21日 10時) (レス) id: 6cc8b71c99 (このIDを非表示/違反報告)
- 急須にお茶いれてるんじゃなくて、ティーカップなんですか?? (2018年8月21日 9時) (レス) id: 664b772586 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:れの | 作成日時:2018年8月19日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。