番外編その2 ページ34
名前
「A、頼みがある」
「なに?」
珍しく私に頼みがあるらしい轟くん。
「しょうと、って呼んでくれねぇか?」
彼はそう言うと頬をかく。
なんてかわいい頼み事なんだ!
そういえば私、ずっと轟くんって呼んでたな。
「んー、いいよ」
そう微笑むと、彼は少しだけ嬉しそうにする。
うん、かわいい。
「焦凍」
意地悪のつもりで、彼の耳元に小さい声で囁く。
すると轟くんはそっと手で口を覆った。
「どうしたの?」
「いや、なんかやべぇ」
目を逸らしながら呟く轟くん。
あれ、照れてるのかな。
轟くんが照れたら、こっちまで照れるんだけど。
「じ、じゃあ焦凍くんって呼ぶね!」
「あぁ、頼む」
お互い顔を背けながら会話する。
うう、恥ずかしい。
心臓の音が彼に聞こえてないか不安だ。
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婾纚儺 - ほっこりホコホコ (2018年12月2日 8時) (レス) id: abf7718af2 (このIDを非表示/違反報告)
れの(プロフ) - メダカさん» ほっこりしていただけたのならとても嬉しいです!コメントありがとうございます! (2018年8月25日 22時) (レス) id: 6cc8b71c99 (このIDを非表示/違反報告)
メダカ - 番外編も可愛かったぁ〜(*´∀`*)ほっこり(*´`*) (2018年8月25日 18時) (携帯から) (レス) id: 238af52e71 (このIDを非表示/違反報告)
れの(プロフ) - 杏さん» わかりにくくて申し訳ありません!もともと急須にお茶が入ってて、その急須に入っているお茶をティーカップに注いでいるという状況です。 (2018年8月21日 10時) (レス) id: 6cc8b71c99 (このIDを非表示/違反報告)
杏 - 急須にお茶いれてるんじゃなくて、ティーカップなんですか?? (2018年8月21日 9時) (レス) id: 664b772586 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:れの | 作成日時:2018年8月19日 21時