75杯目 ページ29
私は列車の最後尾に向かった。
そしてちょうど彼女達が姿を見せた。
「二人ともこっち! 列車が出る!!」
「マスターさんっ!?」
ボオォォォーーーー!
走ってくるナオミちゃんと春野さんの手を取り引っ張りあげた。
「何でここに?」
「んーー・・、秘密♪」
私は人差し指を口の前で立てた。
「次の駅で敦君達が待ってるから安心して」
「よかった、これで当面大丈夫ですね!」
二人は安堵した表情でお互い顔を見合った。
「ところでその首の痣どうしましたの?」
「え、あぁこれ。何でもないの」
ナオミちゃんに指摘されてようやく気づいた。
そういえば私、Qちゃんの異能にかかってるんだった。
「ねぇお姉さん」
「あ、」
噂をすれば。
この車両もさっきの駅で少し人増えたな。
「その人達は?」(ニコッ)
「私の知り合いだよ。一緒に座っていい?」
「いいよ!」
それから私達は何気ない会話をして過ごした。
「あ、春野さん、ナオミさん! ご無事でしたか!」
「えぇ、まさか事務員が狙われるなんて」
「安心してください。僕達が避難地点まで護衛しますから」
「わぁーそれは心強い」(棒)
「あれ、マスターさん何でっ!?」
「秘密ーーー」(棒)
「私達のこと手助けしてくれましたのよ。
そうだ、紹介しますわ。列車の中で知り合ったのですけど・・」
突然私の隣にいたQちゃんが敦君に向かって走り出した。
(まさかっ!)
「Qちゃ
止めようと手を伸ばしたが遅かった。
Qちゃんは歌いながら有刺鉄線を巻いた手を私に見せた。
「ごめんねお姉さん。お姉さんの言葉とっても嬉しかったけど、言う通りにしないとまた戻されちゃう☆」
しまった、確かQちゃんは有刺鉄線でラヴクラフトを傷つけたんだった!
ホームは人形の劈くような笑い声で溢れた。
あれCV.宮野真守なんだよなぁ・・・(真顔)
ってそんな事考えてる場合じゃない!
「早く敦君に異能について言わなきゃ・・」
《どうして?》
(!? この感じ)
《逃げなきゃ君が傷ついてしまうよ》
振り向くとそこには青い影が立っていた。
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チョコミント - 面白いです! (9月18日 19時) (レス) id: d1016c78dc (このIDを非表示/違反報告)
Wiyu(プロフ) - 名無しのインティライミさん» わぁああありがとうございます! 合格できるよう頑張ります!! (2019年1月17日 19時) (レス) id: 282d795185 (このIDを非表示/違反報告)
名無しのインティライミ - 受験頑張ってください!応援します!いつまでも待っているので、無事合格するのを願っていますよ!! (2019年1月17日 6時) (レス) id: 24c67caab3 (このIDを非表示/違反報告)
Wiyu(プロフ) - ヨルさん» キャー(≧∇≦) ありがとうございます! 頑張ります!! (2019年1月12日 1時) (レス) id: 282d795185 (このIDを非表示/違反報告)
ヨル(プロフ) - 受験頑張ってください!来年でも再来年でも何時でも待ってます! (2019年1月12日 1時) (レス) id: dd4205d183 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Wiyu | 作成日時:2018年9月23日 2時