47杯目 ページ49
「そうだマスター、はいコレ」
ケーキを完食した乱歩さんから二つ折りにされたメモ用紙を渡された。
なんだろうと思いながら開けてみると、そこには探偵社員の電話番号とメアドが書かれていた。
社長のも。
おいおいおい何のサプライズだーこれーー‼
内心私は膝から崩れ落ちて両腕を天へと掲げて
ウオオォォォーーーーー!!
と叫びながら号泣している。
「何かあってもなくてもいつでも掛けてきてよ!」
神様かな?
「ありがとう乱歩さん」(ニコッ)
(もぅホンットありがとうございますーーーっ‼‼)
早速登録だー!てな感じでスマホを開いたら・・・
「え・・・?」
「? どうしたんですか?」
キョトン顔の敦君にスマホ画面を見せた。
「連絡帳、太宰治・・・」
読み上げた後、敦君は再度私の顔を見た。
「へぇ〜、太宰もやるねぇー」
やるねぇーじゃないよ、え、え!
いつ⁉ 私が寝た時か⁉
そもそもパスワードは⁉
・・・あーコレ指紋認証付きだったわ。。
じゃあ納得←
ん?
やるねぇ、え?
「乱歩さん、それどういう意m
「ねぇマスター」
話を遮るなーー(棒)
とツッコミたかったけど、乱歩さんの雰囲気が変わったから言うのをやめた。
「この店の前にいるっていう男」
・・・・・・
サアァァーーーー・・・
血の気が引いた。
やっと忘れかけていたのに・・・!
「早めに対処しておいた方がいいよ」
「え、」
「乱歩さん、その男って?」
「敦は知らないか。この店の噂の一つで、この店の前である男が手招きして客を呼び寄せるんだって」
「へ〜、あ! 」
「どうしたの敦君?」
「僕、前から気になってたんです。
国木田さんから教えてもらった噂で、このお店は店名も明確な場所もわからないって。
じゃあ何で噂になっているんだ? って。
その男の人が原因なんですかね?」
おー、言われてみればーー。
特にそこら辺は気にしてなかったわ←
「敦、君も中々やるなぁ。まっ、僕程じゃあないけどね!」
敦君は乱歩さんに褒められてえへへと嬉しそうに笑った。
可愛いかよ!
「噂を頑張って広めてるみたいだけど、何が目的なんだろうね?」
「そこは乱歩さんの超推理で!」
「やだ、面倒臭い」
敦君の提案は即却下された。
あぁ、乱歩さんだなぁ。
きっとまだそれが出来るまでの情報がないんだろう。
幽霊(ある男)さん、貴方には恐怖しかないわ。
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Wiyu(プロフ) - 続編行きました! 更に亀になると思いますが宜しくお願いします!!! (2018年9月23日 3時) (レス) id: 282d795185 (このIDを非表示/違反報告)
Wiyu(プロフ) - イゼッタさん» いえいえ気にしないでください( ´ ▽ ` )b (2018年8月29日 0時) (レス) id: 282d795185 (このIDを非表示/違反報告)
イゼッタ(プロフ) - Wiyuさん» 読み返しました!変なこと言ってすみませんでした!! (2018年8月29日 0時) (レス) id: 1f346eff48 (このIDを非表示/違反報告)
Wiyu(プロフ) - イゼッタさん» 会話文は基本「」なので問題はありません (2018年8月28日 7時) (レス) id: 282d795185 (このIDを非表示/違反報告)
イゼッタ(プロフ) - 最後の方夢主のセリフが「」になってますよ! (2018年8月28日 3時) (レス) id: 1f346eff48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Wiyu | 作成日時:2018年6月19日 17時