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3杯目 ページ4

僕君が来てから数日、あれから一般のお客様がちらほら。

そこそこやっていけてます。

皆ここの御代制に戸惑いながらもちゃんと支払ってくれてる。









キィィー…

「いらっしゃい」

・・・・・・

「ここが噂のバーかい?」

オゥ、

(太宰さん)

「噂だなんて、ここも有名になったものです」

「何でもただ酒が飲めるとか?」

太宰さんは静かに笑って言う。

「お金がかからない・・ という意味ではそうですね」

そう答えると太宰さんは椅子に腰かけお酒を注文した。









「どうぞ」

「ありがとう」

そしてお酒を一口。

「うん、おいしい」

「ありがとうございます」(ニコッ)

フフッ

「?」

あぁっ、

「すみません、初めてのお客様も同じ様に飲んでいらしたので」

「初めての?」

「はい、お客様もよく知ってらっしゃるかと」

「私がよく知っている人物・・・」

主に黒の時代でね。

太宰さんは少し悩んでお手上げだといった。

「芥川さんです」

そう言うとさすがの彼でも驚きを隠せなかったようで、目を見開いた。

「そうか、彼がねぇ――」

太宰さんは少し顔を歪ませ、今度は二口。

「・・もう1杯お願いするよ」

「はい」(ニコッ)









「彼もお酒を飲みに行くことがあるんだねぇ」

それは私も同感です。

「師匠が来ることを本能的に感知したのでは?」

「どうせなら美女がいいよ」

「一緒に心中してくれる?」

「そう! 美女との心中が私の唯一の生きがい!!」

文が変じゃね?

「というわけで・・」

(。´・ω・)ん?

「マスター、私と心ju

「いいですよ?」

「――」

(キョトン)

「どうかしましたか」

「いや、てっきり断られるかと思っていたから・・」

「いつも国木田さんにシバかれてるから?」

あっ―――

しまった、うっかり

「マスターは何でも知ってるんだね」

太宰さんは静かに笑った。

けど来店時とは違う。

目は確実に突き刺さるように鋭い、

獲物を狙うように。

「さっきだって私が芥川君の師匠だと言った」

・・・・・・

「それはそうやすやすと手に入る情報ではない。
芥川君が言うはずもないだろうし・・」

・・・

私は彼の話を静かに聞いていた。

そして口を開く。

「――さすが元ポートマフィアの最年少幹部 太宰さん」

「!」

この発言はわざとだ。

だって私こういう展開が大好物なんだもん!!!!

さぁ! じっくり悩め!!

この優越感最高!!

ネタバレ大好きなこの性分、ついにキタッ!

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作品ジャンル:アニメ
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Wiyu(プロフ) - 続編行きました! 更に亀になると思いますが宜しくお願いします!!! (2018年9月23日 3時) (レス) id: 282d795185 (このIDを非表示/違反報告)
Wiyu(プロフ) - イゼッタさん» いえいえ気にしないでください( ´ ▽ ` )b (2018年8月29日 0時) (レス) id: 282d795185 (このIDを非表示/違反報告)
イゼッタ(プロフ) - Wiyuさん» 読み返しました!変なこと言ってすみませんでした!! (2018年8月29日 0時) (レス) id: 1f346eff48 (このIDを非表示/違反報告)
Wiyu(プロフ) - イゼッタさん» 会話文は基本「」なので問題はありません (2018年8月28日 7時) (レス) id: 282d795185 (このIDを非表示/違反報告)
イゼッタ(プロフ) - 最後の方夢主のセリフが「」になってますよ! (2018年8月28日 3時) (レス) id: 1f346eff48 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Wiyu | 作成日時:2018年6月19日 17時

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