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番外編 ページ41
土方said
「ま、待たせたか」
屯所の門にもたれ掛かって香月を待っていると外側から声がかけられた。
どこか出掛けていたのか?
「別に待ってねぇ、、よ、、、、」
声の方に目を向けると、見たことの無い浴衣を着ている彼女がいた。
「な、なんだ」
あまりにもマジマジと見ていたので香月に不審がられる。
「え、いや、、、、」
「どうした?」
俺より身長の低い香月が、俺を下から見上げた為自動的に上目遣いになる。
それに心臓が鳴り頬が赤くなる。
「土方、熱でもあるか?今日行くのやめとくか?」
「い、いや!大丈夫だ。行くぞ」
「え、あ、あぁ」
無理やり手を引いて歩き始める。
「あ、あの、土方、、、いつまで、、、、手」
「あぁ、すまねぇ」
急いで手を離す。
左手に残った温もりに、また頬が赤くなった。
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作者名:花咲 あずみ | 作成日時:2024年3月14日 16時