番外編 ページ40
「嘘!それ本当?」
最近、銀時を通して仲良くなった妙ちゃんに、土方と祭りの事を話した。
「土方さんもやるわね!お祭りデートなんて女の子が憧れるシュチュエーションよ!」
「そ、そうなんだ」
「それより、鈴ちゃん浴衣持ってるの?」
「え、これで行こうと思ってたんだが」
今私が着ているのは、いつもの隊服ではなく、いつしか土方が選んでくれたハイビスカスの物だった。
「ダメよ!そうだわ、今から買いに行きましょ!」
「い、今から!?」
「私が選んであげるから!ほら、早く!」
妙ちゃんに腕を引かれ、慣れない格好でいつものように走れない事に少しモヤモヤしながら小走りをする。
辿り着いたのは、最近の女の子が好きそうな可愛らしい浴衣を売ってる店だった。
「妙ちゃん、私こういうのは、、、、」
「何言ってるの!鈴ちゃん綺麗な顔してるんだからオシャレしないと!」
「オシャレって、、、、私は「いくら真選組でも女の子は女の子よ!オシャレして行って、土方さんの心を掴むのよ!」何で妙ちゃんの方が乗り気?」
その後私は、妙ちゃんの着せ替え人形のように色々着させられた。
最終的に選んだのは、白ベースの淡い紫の朝顔が刺繍された物だった。
「なぁ、これ本当に大丈夫か?」
「えぇ!とっても素敵よ!」
「そ、そうか、、、、」
「じゃ、楽しんでね!」
妙ちゃんはそう言って何処かへ行ってしまった。
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作者名:花咲 あずみ | 作成日時:2024年3月14日 16時