依存疾患３

第112話 ページ22

貴方side


〜〜部活中〜〜


辺銀「Aさん。仮設ネットのネットを取り出すの手伝ってくれないかしら？」

辺銀さんが話しかけてくれた


貴方「！！？…あ、うん。じゃあ部室に行こっか」

普段全然話さないのに

突然話しかけられてびっくりした……


ちなみに今まで言わなかったけど部室は部員が多いから1年、2年、3年でちなみにマネージャーは自分の学年の部室を共同で使っている

〜〜移動中〜〜


貴方「マネージャー慣れた？」

とりあえず話すことが無いから適当な事を聞く

辺銀「まぁぼちぼち。Aさんはマネージャーをした事あるの？」

痛いところを突いてくるけど気にしない！

貴方「うーーん一応数ヶ月くらいかな？ほとんどみんな手伝ってくれたけど……………ぁ」


辺銀さんは手伝ってもらった事がないのに私はなんて事言ってんだ！

辺銀さんの顔を見ると表情は読み取れなかった

階段を上って部室に入りネットを取り出した


貴方「おっけー出したよ。帰ろっか」

よくよく思ったけど私だけでも行けたな

今度からは自分で行こ


辺銀「そうね」


階段を下りようとしたとき

後ろから

辺銀「ムカつく…どうしてあんたが皆に愛されて私は雑用係なのよ！」

突然辺銀さんが叫び出した

貴方「えっ？」

この流れは…

辺銀「でも、今日であんたは終わりよ！」

この流れは私が陥れられる展開だ！

そう思っていると辺銀さんは私からネットを奪い階段から飛び下りて転げ落ちた


辺銀「きゃーーー！！！！やーめて！！」


よ、予想と違ったけどとりあえず怪我の確認からすべき？


貴方「え！！大丈夫？？」

とてとてと近寄ろうとしたら

辺銀「近寄らないで！！私を落としたじゃない！誰かー！！！」

辺銀さんはそう言って叫ぶ

ずっとそんな感じに辺銀さんが叫んでいるけど誰も来る気配がない

あれ？

確かに練習中で忙しいけど、ここまで騒がしいのに誰も来ないなんて可笑しい


貴方「誰もいないの？」


？？「A呼んだか？｣

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