+１８７+仮置き ページ42
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…まるで空席が出来たら困るからという
予備、キープのような扱いはあまり好ましく思えない。
それ以前に、彼らに必要、とは？
きっと沢田君ら指輪を届けられた人たちのことなのだろうが…。
私が一体何の役に立つというのか
それ以前に、空想上のものと成り果てた【これ】が
今私の手元にあるということは何かしらの経緯を経て発見されたのか。
破壊されたはずのもの、なのに
「事の経緯は聞いていませんが…確か９月に差し掛かった頃
貴女の手に収まる風のリングがボンゴレの本拠地から発見されたそうです」
９月…しかも上旬ともなると、黒曜での出来事が思い浮かぶ。
そのころにコレは数百年ぶりに日の目を見たのか。
そんな【イレギュラー】な事態の発生により
…あくまでも「もしも」のための“候補者”だったはずの予備が
必要になってしまったということだろう。
しかし、風に限らずボンゴレの守護者の使命とやら…
あまりに内容が盛られすぎでは？
恵風であり、颶風である科戸の風であれ、と？
正直自分はそんなに変化の激しい人間であるとは思えない
むしろ自己決定もままならず、指示待ち人間で…。
やりたくない、というより
烏滸がましい気がして言い訳ばかりを脳裏に並べた
…やはり私はその使命とやらに適した人間ではない気がする。
でも、赤ん坊くんもバカじゃない。
私のことを把握したうえで、私にこの役割を任せたのだろう。
理解はできない、納得もできていない…だが、考えたうえでの答えが私だった。
それだけは理解している。
『それで？もう一方の候補者たちを迎え撃つと言いましたが具体的には？』
経緯はおおよそ、全貌が見え始めたからこれ以上の追求はよそう。
というか規模が大きすぎて気にしたところで何もない訳だし…
いい加減本題に入らなくては日が暮れてしまう。
夕飯の準備もしたいし。
風「まだ詳細な話はリボーンの方にも届いていないようで…
しかし、武力を用いて衝突は避けられないと考えているようです。
それに伴い指輪を持つすべてのファミリーに専属の指南役…
“
そして貴女のかてきょーは私、説明と今後の指導を任されています。」
『…詳細も決まっていないままスカウトされたくなかったです…』
風「それに関しては反論の余地もないです…」
苦笑いを浮かべる風くんに
彼も当事者ではなく中継役だったと思いだす。
…いささか申し訳なくなった。
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睡-ｽｲ-(プロフ) - 阪サッカーさん» お返事遅れました、嬉しいコメントありがとうございます！地道に更新頑張らせていただきます！ (2020年7月9日 17時) (
レス) id: deb52841c7 (このIDを非表示/違反報告)
阪サッカー(プロフ) - 面白くて、読み応えがあって、何より続きが楽しみです。お身体に気をつけて、無理しない程度に頑張って下さい。 (2020年6月16日 21時) (レス) id: d96a890ddc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：睡-ｽｲ- | 作者ホームページ：https://twitter.com/sleep_d_urtk?s=09
作成日時：2020年5月3日 14時
