+１４９+全身筋肉痛 ページ4
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さて、そろそろどの部屋に恭弥さんが居るのか
だいたい予想がついたが、ここまで来たら流れに合わせて確認していこう
フゥ太くんの病室を後にして隣の部屋へ移動すると
隣の部屋から薄らと聞こえていた唸り声が鮮明になる。
四隅に備えられたベッド、右手前のベッドにはカーテンがかかっている
カーテンに手を添えた時、聞きなれた声に名前を呼ばれた。
声の発生源は足元で、私の視線も自然とそちらへ向く
「ちゃおっす」
『…おはようございます？』
「お前が一番乗りだな。」
実際の「一番乗り」は君だろうに。
声の主はいつも通りの笑顔を浮かべていて
あのような出来事があったのか疑いたくなるくらい平常運転だった
しかし、カーテンを開いた先に眠ったまま
時折指先の末端を痙攣させ、唸り声を上げている沢田くんを見れば
あの事件は実際にあった事だと裏付けていた。
『あの…彼は平気なんですか、これ…』
リ「あぁ、お前が骸に憑依された後に特殊弾を使ったんだけどな
そのお陰で骸には勝ったものの全身を酷使してたからこのザマだ。
かれこれ４日間ずっと筋肉痛なんだぞ。」
『４日間ずっと…』
話に聞いた彼の状態は未経験どころか
多分生きていて今後も経験することは無いであろうもので
正直どう反応するのが正解なのか分からない
そんな彼の様子を眺めるように見つめていれば
再び赤ん坊くんに声をかけられる
先程と違って少し、神妙な声音から真面目な話をされるのは察した
リ「お前、骸に憑依されている時どんな状態だったんだ。」
聞かれる気はしていた…が、私自身未だに理解していない。
曖昧な答えしか浮かばない問いかけに少し眉を顰める
すると赤ん坊くんは少し表情をやわらげて
「分かる範囲で構わねーぞ」といつもの声のトーンで話す。
妙な優しさに少しばかり疑ってかかってしまうが
お言葉に甘え、拙いながらも私自身が分かる範囲で答えた。
『…と、そういう具合…らしいです。』
リ「…まぁ、聞いた話だけじゃあ『らしい』としか言いようがねーか 」
『個人的には否定したいところは多々ありましたが
奴の話が事実で、だから多少の補助が出来たなら今回はそれで良しとしようかと』
リ「ほぼ無傷のお前の体で戦うのはツナも骨が折れただろうからな」
この会話の後、私が意識を失った直後の出来事を
赤ん坊くんから聞いたが…沢田くんかなり頑張ったんだな…
時折小さく唸る沢田くんに少しばかり目じりを下げた
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睡-ｽｲ-(プロフ) - 阪サッカーさん» お返事遅れました、嬉しいコメントありがとうございます！地道に更新頑張らせていただきます！ (2020年7月9日 17時) (
レス) id: deb52841c7 (このIDを非表示/違反報告)
阪サッカー(プロフ) - 面白くて、読み応えがあって、何より続きが楽しみです。お身体に気をつけて、無理しない程度に頑張って下さい。 (2020年6月16日 21時) (レス) id: d96a890ddc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：睡-ｽｲ- | 作者ホームページ：https://twitter.com/sleep_d_urtk?s=09
作成日時：2020年5月3日 14時
