34話 ページ35
《…！まずいぞ主。もう夜が明けている。》
耳をピンとたててフィドは外の空気を察知した。名前が慌てて訓練場を出て、窓から差す陽の光を確認する。光の差し方から見て12時をまわっているのは確実だった。
名前は急いで武器とフィドをしまうと、駆け足で談話室へと向かった。
『おはようございます』
若干息を荒らげながら談話室に到着した名前。
しかし既に「おはよう」の時間帯は過ぎている。
「名前ちゃん！もう〜〜、朝ご飯は食べに来ないし、部屋に行ってもいないし、心配したのよ〜！」
『申し訳ありません。訓練場にいました。』
扉の前で立ちすくんでいると、ルッスーリアから小言がぶつけられた。ルッスーリアは名前を娘のように猫可愛がりしているため、仕方ないことのようにも思える。
「訓練場？…あぁ、名前は今日の夜に初任務だったね。」
お昼ご飯を食べていたマーモンが、いつものテンションで話しかけてきた。
「でも、根詰めてちゃダメよ。本番に支障をきたすわぁ〜！」
ルッスーリアはその言葉を最後にキッチンへと戻って行った。おそらく名前のご飯を用意してくれていたのだろう。
「今日1日、ベルの機嫌も悪いしね。怪我なんてしてこないでよ。」
『はい、気をつけます。』
名前からしてみれば、なぜベルの機嫌が悪いのか検討もつかないが、周りの人間は薄々、自分ではなくスクアーロが担当につけられたせいだろうと読んでいた。
けれど今の名前にそんな事を想像している余裕はない。頭の中は今晩の任務のことでいっぱいだった。
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夢(プロフ) - Twitterフォローさせていただきました。よろしくお願いいたします。 (2022年6月14日 8時) (
レス) id: 6425fa7392 (このIDを非表示/違反報告)
みっきー(プロフ) - こちらこそ、親切に教えてくださってありがとうございます!! (2022年4月16日 0時) (レス) id: 069036dd65 (このIDを非表示/違反報告)
巫女月 - みっきーさん» わざわざ数ある中から探していただいて、ありがとうございます…！ (2022年4月16日 0時) (レス) @page2 id: 44a9584735 (このIDを非表示/違反報告)
みっきー(プロフ) - 了解致しました！先程フォローさせていただきました！よろしくお願い致します(*´`)♡ (2022年4月14日 14時) (レス) id: 39298dc62b (このIDを非表示/違反報告)
巫女月 - みっきーさん» 作品名も一緒にユーザー名に書いてありますので、かなり分かりやすいかと思います…！ (2022年4月14日 1時) (レス) id: 44a9584735 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：巫女月 | 作成日時：2020年12月23日 2時
