一般人を卒業しました！～番外編集～ (ページ34)

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生駒達人、水上敏志、南沢海先輩、友達クッキーページ34

夢主side
「あ、彩葉ちゃんやーん」

「生駒先輩、水上先輩、南沢くん！こんにちは！」

「こんにちは」

「おーう！」

私の彼氏隠岐孝二は生駒隊に所属している。今は、隊室に一人でいるとの事で、急いで生駒隊の隊室に向かっていたのだが、見事に鉢合わせてしまった。

「お、隠岐探してるん？今、隊室におるで」

「確か、マリオはおらんかった気がするなあ」

ニヤニヤしながら言う生駒先輩と水上先輩。うう…やっぱりバレてる。

「ねーえ、彩葉ちゃん俺らに友チョコないのー？」

おっと、1人だけ違うこと言ってる。さすが南沢くん。

「あるよー。皆さんにはいつもお世話になってるからねー。はい、クッキーでーす」

「お、やったー。サンキュー」

「おおきに。彩葉ちゃんのクッキーは美味しいからなあ」

「よしっ、送信っと」

「え、水上先輩何を送ったんですか」

「ん～？隠岐に自慢メッセをちょっとなぁ。あ、返信きた。…彩葉ちゃん頑張りぃ」

え、何それ怖い怖い。水上先輩ニヤニヤしないで。と言うか、そろそろ行きなって、南沢くん押さないで！

「いやあ、ホンマ大変やなあ彩葉ちゃん。それじゃ、俺達は失礼するで」

まるで他人事です～と言っているかのように去っていった三人。私はこの後会う彼の様子を想像して体を震わせるのだった。