４４. ページ47
朝早く。
担当の先生が来てくれて、問題ないよと言ってくれた。
よかった、と胸をなでおろしつつ、今日の事について考えていた。
みんなが、ウチにくる。
悠に言っておいたほうがいいかな、と思ったけど言わなかった。
悠はわたしを心配して、兄さんたちを徹底的に嫌ってるし。
軽い荷物をまとめていたときだった。
「おっはよーA！」
「ちょ、病院でうるさいよ…。お、おはよう、A」
「ﾌｯ、いい朝だな、my sisterA…」
「普通に言えば…。おはよA」
「おはよーおはよー！Aだー！すっげー！」
「うるさいよ十四松兄さん。おはようA」
お揃いの六着のパーカーを身に着けた兄たち。
あの時みたいに冷めた目はしていない。
みんな、笑顔だった。
誰も足を引っかけようとはしない。
誰も、言葉の暴力を発そうとはしない。
あろうことか、わたしの荷物を持ってくれた。
「さ、行こう！もう言ってあるから！」
「行こうって、Aの家はAしか知らないんだよ？兄さん」
「あ、そうか」
あははは、と笑いがおきる。
なつかしい、この感じ。
昔も、どうでもいいことで大いに笑ってた。
自然と表情が緩んだ。
「あ」
「ん？」
「いま、A笑ったでしょ！やったー！」
そう言って大げさに喜ぶ十四松兄さん。
「やっぱりAには笑った顔が似合うな」
フッ、とカッコつけるカラ松兄さん。
昔に戻ったみたいだ。
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プリン - 私の好みドストライク！ (2019年2月17日 16時) (
レス) id: d0243add66 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - 松兄弟目当てできたのに悠を好きになった私← (2017年1月11日 1時) (レス) id: 18f2ff2d81 (このIDを非表示/違反報告)
七 - とても素敵でした！別サイトでも書いてるんですか？凄く読みたいです…urlとかって貼れますか…？ (2016年5月29日 2時) (レス) id: 898d37ed7a (このIDを非表示/違反報告)
せいや(プロフ) - アイさん» たててますよーー！！ナノでですよね？たててます！同じ人です！ (2016年2月19日 0時) (レス) id: 89311f3d00 (このIDを非表示/違反報告)
アイ - すみませんいきなりで申し訳無いのですがもうひとつサイトたてられていられますか？同じような小説を見かけました私が知るにこちら様の作品の方が先だと思われるのですが… (2016年2月13日 19時) (レス) id: 1a19365efa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せいや
| 作成日時：2015年12月2日 19時
