４３.side...カラ松 ページ46
家に帰ってきたおそ松兄さんは、目の下に涙の跡がついていた。
もしかしてと思って話しかけたら、案の定Aのこと。
…そりゃ、俺も驚いた。
そして、憎かった。
あぁ、Aじゃない。
憎いのは、Aの横で平然としていたあの男。
本当に昔から、憎くてしょうがない。
けど、おそ松兄さんが言いだしたことには一番驚いた。
「明日、全員でAの家に行くからな！明日は早起きだぞ！」
毎日１２時前に起きるようなおそ松兄さんが早起き宣言。
それに…Aの家。
今日おそ松兄さんがいなかったのは、Aのところにいっていたから、らしい。
また倒れて病院に運ばれたところを、運よく情報が取れて駆け付けたって。
俺の頭の中は混乱していた。
Aに会って、否定されないか。
Aに会って、嫌われている自覚をすることになるんじゃないか。
Aに会って、いいのか。
それに、俺たちがAに近付くことによって、
Aへの危険が高まるんじゃ…？
「やめよう兄さん！全員で行くなんて…見つかった時のリスクが高すぎるよ」
「何言ってんだ〜？チョロ松。俺たち、もうあの時のよわっちぃ俺たちじゃないだろ？」
「そ、そうかもしれないけど…でも…「お前は」…？」
「お前は、Aを守りたくないのか」
そう言われて、チョロ松が立ち上がる。
今までに見たことのないような表情をしていた。
「守りたいにきまってる」
それは俺だって一緒だ。
なら、もう昔の約束なんて、関係ない。
「もう、逃げるのは終わりだ」
覚悟と期待を胸に、大きく深呼吸をした。
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プリン - 私の好みドストライク！ (2019年2月17日 16時) (
レス) id: d0243add66 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - 松兄弟目当てできたのに悠を好きになった私← (2017年1月11日 1時) (レス) id: 18f2ff2d81 (このIDを非表示/違反報告)
七 - とても素敵でした！別サイトでも書いてるんですか？凄く読みたいです…urlとかって貼れますか…？ (2016年5月29日 2時) (レス) id: 898d37ed7a (このIDを非表示/違反報告)
せいや(プロフ) - アイさん» たててますよーー！！ナノでですよね？たててます！同じ人です！ (2016年2月19日 0時) (レス) id: 89311f3d00 (このIDを非表示/違反報告)
アイ - すみませんいきなりで申し訳無いのですがもうひとつサイトたてられていられますか？同じような小説を見かけました私が知るにこちら様の作品の方が先だと思われるのですが… (2016年2月13日 19時) (レス) id: 1a19365efa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せいや
| 作成日時：2015年12月2日 19時
