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わたしは、中学生の時に一生懸命勉強をした。
そして兄たちとは違う高校へと進学した。
横には悠がいて、安心できた。
そして高校三年間を無言のままなんとか過ごした。
何度も何度も悠に助けられた。
高校を卒業してからは、バイトを始めて一人暮らしをした。
兄たちが家にいない間に、両親に文面でだけそれを告げて。
荷物をまとめて家を出る。
快感だった。あぁ、解放された、と。
バイトは、悠と一緒にスタバァへ。
悠はわたしと似ていた。
あんまり人と話すのが得意じゃなくて、奥手。
似ているわたしたちだから、こんなに続いているのかも。
別に恋愛感情なんてないし、親友。
一人暮らしって言っても、かなり過疎地の古いアパート。
１人で生活するには充分の広さだった。
大家さんも優しいし、しゃべれないのが困ったけど、なんとか生活できた。
バイト先でも、悠のおかげでなんとかやっていけた。
接客はできないから、言われたものを作るだけ。
悠には前にLINEで伝えた。
昔の出来事。兄たちの急な態度の変化を。
わたしは、このままやっていけると思っていた。
そう、これでいいんだって。
声は、出せるように頑張ろうって。
そしていつかまた悠と２人で話すんだって。
なのに、どうして邪魔をしてくるの。
「今日から新しくシフトに入った松野くんよ、みんな世話してあげてね」
店長さんが『松野さん』の背中を押す。
そして、『松野さん』は一歩前でに出た。
わたしは、バレないようにしてスタッフルームへと入る。
ドアを閉める前に耳に入り込んできた声。
「松野トド松です、よろしくお願いします」
あぁ、吐き気がする。
「A…帰ろう」
悠に腕を引っ張られ、制服のまま裏口へ。
わたしの家はここから近いし、悠もそれを知ってる。
何も言えず、ただ感じるのは絶望。
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プリン - 私の好みドストライク！ (2019年2月17日 16時) (
レス) id: d0243add66 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - 松兄弟目当てできたのに悠を好きになった私← (2017年1月11日 1時) (レス) id: 18f2ff2d81 (このIDを非表示/違反報告)
七 - とても素敵でした！別サイトでも書いてるんですか？凄く読みたいです…urlとかって貼れますか…？ (2016年5月29日 2時) (レス) id: 898d37ed7a (このIDを非表示/違反報告)
せいや(プロフ) - アイさん» たててますよーー！！ナノでですよね？たててます！同じ人です！ (2016年2月19日 0時) (レス) id: 89311f3d00 (このIDを非表示/違反報告)
アイ - すみませんいきなりで申し訳無いのですがもうひとつサイトたてられていられますか？同じような小説を見かけました私が知るにこちら様の作品の方が先だと思われるのですが… (2016年2月13日 19時) (レス) id: 1a19365efa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せいや
| 作成日時：2015年12月2日 19時
