探偵チームKZ事件ノート×VOCALOID 騎士道 2章

11 バレた？ ページ13

ヤバ…どうしようどうしよう！
せっかく隠してきたのに！
…バレないようにしなきゃ(バレてるかもしれないけど)

リア「それは、オミさんが如何にも自然に話してて…その、話にのめり込んでしまったので…」
オミ「……」

オミに無言で圧を掛けられて、黙っていると、ソレイユさんが帰ってきた

レイ「ただいま、帰りました…って、あら。リアージュさん、いらしてたのね」
リア「あ、お邪魔してます。ルカが熱を出してしまって…」
レイ「そうね、この雨の中、走ってきたんでしょう？」
リア「な、どうしてそれを…」
レイ「ふふ、私、魔法使いなのよ」

ソレイユさんがウインクをした
魔法使いなんて、そんなこと、ある訳…
あ、あれ…？なんで濡れてないの…？
と、思いながらソレイユさんを見ていたら、クスッと笑った
まさか…ね

オミ「おい、なんか俺、忘れられてないか？」
レイ「気のせい気のせい。気にしたら負けよ」
オミ「そ、そうなのか…？」

さすが奥さん
オミの扱いが上手い！

レイ「今から、昼食を作るから。良かったら、食べたいってね」

言われた瞬間、グウゥゥゥっと私のお腹が鳴った
そして、2人に笑われる
なんでこんなにタイミングいいかなぁ…(涙)

レイ「あ、ファルカオさんはお粥でいいかしら？」
リア「は、はい。大丈夫だと思います」
レイ「クスクス いいわよ、敬語じゃなくて。私のことも、レイって呼んで」
リア「あ、えっと…分かったわ。私のことも、リアって呼んでね」
レイ「了解よ」

レイが昼食を作り始めた
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オミ「…ヤ…アヤ様！」
リア「んん…あ、寝ちゃってました…？」
オミ「ああ、そりゃあもう気持ち良さそうに」
リア「す、すみません…」
レイ「いいのよ。ほら、冷めないうちに召し上がれ」

温かいスープに、暖かい笑顔
私は暖かさに包まれて、気付かなかった
私のミスに

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