精霊達の愛し子【番外編】 (ページ26)

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［ユウside］

ﾊﾟｼｬ！ﾊﾟｼｬ！)

ﾘﾘｱ・ｸﾞﾘﾑ｢｢ん？｣｣

ｺﾞｰｽﾄB.｢んーなかなかいい構図。龍の迫力が出てるよぉ｣

ｺﾞｰｽﾄC｢次はオンボロ寮全体が入るようにもっとローアングルから撮ってみようかのう｣

ゴースト達が持ってるあれって…
グリムも気づいたのか、声を上げる

ｸﾞﾘﾑ｢オ、オマエら…その手に持ってんのは、まさか、まさか……スマホか！？｣

ｺﾞｰｽﾄB｢おーっと、気付いちゃったかーい？｣

｢いや、気づかない方がおかしいでしょ！？｣

ｺﾞｰｽﾄA｢俺達、ハロウィーンが楽しみすぎて今年は皆スマホを買ったんだよ～！｣

ﾚｲﾗ｢よかったじゃない！撮ったら見せてね♪｣

ｺﾞｰｽﾄAB｢｢任せろ！！｣｣

いや、レイラちゃん呑気か！？
ていうかその前に気になる事ないの！？
例えば…

ﾕｳ・ｸﾞﾘﾑ｢｢ゴーストがどうやってスマホを契約したの！？/したんだゾ！？｣｣

ｺﾞｰｽﾄA｢今時スマホの新規契約なんて、オンラインショップで済ませればあっという間さ｣

ｺﾞｰｽﾄB｢学園長に保証人になってもらって、学校の住所を書いたら直ぐに審査が下りたよ｣

｢それでいいのか携帯会社っ！！｣

ｸﾞﾘﾑ｢ぐぬぬ。オレ様はユウと2人で1台のスマホを使ってるっつーのに、生意気なんだゾ！｣

ｽﾃﾗ｢グリムのお怒りポイントそこなんですね？｣

呆れた顔のステラちゃんとゴーストの撮る写真を見て笑うレイラちゃん

…今日も天使はてんｺﾞｰｽﾄA｢あ、グリ坊ちょいとこっち向いておくれよ｣

ｸﾞﾘﾑ｢ん？｣

ﾊﾟｼｬ！)

ｺﾞｰｽﾄA｢ヒッヒッヒ。俺達とグリ坊の記念撮影だ～｣

ｸﾞﾘﾑ｢はん。そんなことしたってゴーストが写真に写るわけ……って写ってる！バッチリクッキリ写ってるんだゾ！？普段はユウが持ってるゴーストカメラでもねぇと写らないのに！｣

ﾚｲﾗ｢だってもうすぐハロウィーンなんだもの！ハロウィーンは1年で1番あの世とこの世が近付く日。ゴースト達の力が最も高まる日なのよ｣

ﾘﾘｱ｢…まあ、ナイトレイブンカレッジ内限定の話じゃろうがな｣

…フィルターやらなんやらで加工する技術もあり、めちゃめちゃ最新スマホの使い方をマスターしてるゴーストに対して本当にこの人達って死んでるっけ？ってなったのは僕だけじゃないはず