【スケアリー・モンスターズ!】 ページ23
[ユウside]
ゴーンゴーン)
本日最後の授業が終わりを告げると同時に周りがガヤガヤ騒がしくなる
グリム「はあー。やっと今日もかったるい授業が終わった。おいっ、ユウ!今日はさっさと寮に帰って昨日のゲームの続きをするんだゾ!」
「はいはい(笑)」
昨日のゲームはレイラちゃんがほぼボロ勝ち状態で半泣きだったグリムと共に帰路につく
グリム「いっつも思うけど、オンボロ寮と学校に距離がありすぎるんだゾ…」
(「…殆どの場合人の頭の上にいるお前が言う事か??」)
今日は降りて歩いてる為言葉にはせずジトッとした目を向ける
グリム「…ふう。ついたんだゾ!ただーい…ま…?」
「え、グリムどうし…た…?」
変な言い方をするグリムが気になり声をかけると、目の前の信じられない光景が目に入る
オンボロ寮はオンボロ寮であるが、顔のくり抜かれたかぼちゃやドラゴンの頭、その他の訳の分からん装飾品で入口辺りが煌びやかに飾られている
(「…あれー?こんなの朝あったっけ?」)
そんな風に考え込んでると
グリム「う、うわーーーっ!バケモノだァーーーーッ!!何ぼーっと突っ立ってるんだユウ!さっさと逃げるんだゾッ!」
リリア「おお、帰ったか」
グリム「おあーーっ!!後ろにもバケモンがァーーーーッ!!!」
「いやうるさっ」
リリア「くふふ、いいリアクションじゃのう〜!思ったより早い帰宅じゃったのう」
…耳が良い筈なのにここまで叫んでるグリムの声はうるさくないのかな?
グリム「オオ、オマエは…ディアソムニア寮の…いつも逆さまで出てくるヤツ!」
リリア「いかにも。神出鬼没の美少年、リリア・ヴァンルージュとはわしのことよ」
グリム「こんな所で何して…っていうか話してる場合じゃねぇんだゾ!あのでっけぇバケモンからとっとと逃げねぇと!」
リリア「落ち着け。あれは偽物、ただのハリボテじゃ」
めちゃめちゃに慌ててるグリムをどうにか宥め、話を聞くと「もうすぐハロウィーンだからじゃよ!」を皮切りにマレウスさん?がオンボロ寮で過ごしたいと言ったのが始まりだと嬉嬉として答えてくれてもう(「アッ……」)ってなったのは仕方ない
…ていうか学園長、お願いだから一言申して。
一応僕ら住んでるから!!オンボロ寮の住人!!
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夢銘刀(初心者) - オリジナルフラグついてますよ (2020年9月15日 7時) (レス) id: 26c3231afd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Rey. | 作成日時:2020年9月14日 1時